日本全国のコンビニ密集地帯ベスト10! 1位はなんと、半径150mに13店舗
24時間眠らないコンビニが密集する場所はやはり24時間眠らない歓楽街?
「客の取り合いになったりしないんだろうか?」と余計な心配をしたくなるくらい、コンビニがやけに集まっている場所。皆さんの近所や生活区域にもありませんか? 自宅近くにまたまたコンビニがオープンし、その密集度合いが気になって仕方なくなってきた、かっこ株式会社の成田です。
今回は、好奇心の赴くまま、日本全国を対象にコンビニ密集地帯について調べてみることにしました。日本で最もコンビニが集まっている場所、つまり“便利すぎる”街はどこで、そこにはいったいどのくらいの数のコンビニが密集しているのでしょうか?
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■コンビニ大手5社のお店の密集度でランキング
今回は、日本全国のコンビニ大手5社(セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップ)の計4万8437店舗を対象に、各店舗ごと半径150mの円内に入るコンビニの数を集計。
その結果から、円内に入った店舗の数が最も多く、より密集している順に、コンビニ密集地帯ベスト10を算出してみました。
●トップ3は、「新宿 歌舞伎町」、「札幌 すすきの」、「渋谷 道玄坂」
かっこ株式会社調べによる今回の“日本最大のコンビニ密集地帯”は、ローソン歌舞伎町一丁目店を中心に半径150メートルに13店舗が密集する新宿歌舞伎町でした。
続いて、サンクス・メイプル通り店を中心に12店舗が密集する札幌の中央区南五条西(すすきの)。ファミリーマート道玄坂中央店を中心に8店舗が密集した渋谷の道玄坂が、第3位となりました。
以下10位までを眺めてみると、歌舞伎町ならファミマ、すすきのならローソンというように、各エリア内で圧倒的に強いコンビニチェーンの色がはっきり分かれることも判明しています。
ちなみに、ファミリーマート本社のおひざもと・池袋ではやはりファミマが圧倒的に強かったり、ベスト10に入ったエリアのいずれにもミニストップの出店がなかったり、といったことも分かるなど、戦略の違いやエリアにおける出店の強弱は、想像以上にはっきり「見える化」されることとなりました。
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■実際に現地へ行ってみた
「どんな風に密集しているのか、見て来いよ!」
データだけでなく、現場を確認することで見えてくるものもあるかもしれません。今回は、(いつもデスクでお菓子ばかり食べている)データ解析担当の根本を歌舞伎町に放ち、ダイエットがてら現地を歩いてきてもらいました。
その結果作成された、根本による渾身の歌舞伎町コンビニ地図がこちらです。
●現地を歩いてきた根本の感想
「ものすごくゴチャゴチャした街なので、60歩以内で行ける距離にコンビニがあっても、コンビニばかり目立つ街だなっていう気持ちには不思議とならないんですよね。街の看板に気を取られていたら、コンビニの存在に気付かないかもしれません」
コメントを聞き、人選を間違えたかもしれないとうっすら後悔を覚えつつ、24時間眠らないコンビニが密集する場所はやはり24時間眠らない歓楽街なのだと実感したところで、今回の記事を締めくくりたいと思います。
【調査概要】
コンビニ大手5社(セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップ)の計4万8437店舗を対象に、他のお店との距離を計測。各店舗ごとに半径150m圏内の店舗数を集計し、店舗数と密集している順でベスト10の地域を算出。
(文/かっこ株式会社・成田武雄)