栄枯盛衰…ガラケー時代に売り場支配したストラップ、今100人中何人付けてる?

iPhone6の発売が大騒ぎになるなど、スマホ市場の勢いは止まりそうにありません。つい数年前、カメラ付きの携帯電話が発売されて感動した人も少なくないと思いますが、今では当たり前。やがて、ガラケーを持つ人もほとんどいなくなってしまう…かもしれません。

9月末の時点で、スマートフォンの契約数が従来型の携帯電話を上回ったとのニュースが出たことからも読み取れるように、栄枯盛衰の激しい携帯電話界。そういえば、ガラケー全盛期に大人気だった“ストラップ”ってどうなったのでしょうか?

スマホは、ストラップホールがないものがほとんどなので、近頃はストラップを付けている人はなかなか見かけませんよね。そこで、電車(京王線)内のスマートフォンユーザー100人を対象に、ストラップを付けている人が何人いるのかを実際に目で見て調べてみたところ…今回の調査ではわずか4人という結果になりました。

以前は、ジャラジャラと10個以上のストラップを千羽鶴のように付けている渋谷の女子高生や、「どっちがメイン?」と疑問に思ってしまうくらい大きなストラップをつけている人を見かけることが多々ありましたが、現在ではそのような人は“絶滅寸前”とも言えるかもしれません。

そこで改めて、現在のケータイアクセサリーコーナーにストラップはあるのか、またどんなストラップが売られているのかを調査しました。すると、今はこのようなシンプルなストラップが広いスマホ売り場の小さな一角に唯一置いてありました。

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販売されていたものの多くは、リングに指を通してスマートフォンの落下を防止できる機能を持ち合わせているようなものでした。これは、鞄など様々な場所に引っ掛けることができるストラップなのだそうです。その他には、スマートフォンを首からかけるためのネックストラップが並んでいました。以前はよく目にした“キャラクターもの”は、もう扱っていない店舗が多数存在することも調査を進めていくうちに判明…。

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都内の家電量販店の店員さんによると、「今はスマホ自体にストラップをつけるところがないため、どうしても減ってくるのは予想できていましたが、正直、他の商品に比べるとほとんど売れていないのが現状です。若者に関しては全くと言っていいほどだと個人的には思います。たまに40代、50代くらいの世代のお客様が購入するくらいです」とのことでした。

携帯ストラップはいま、アクセサリーとしてよりも機能性をもったアイテムとして生き残っているようです。しかし、売り場はかなり狭く、まさに栄枯盛衰を感じました…。現在はケータイアクセサリーとして“スマホケース”が主流ですが、数年後はまた違ったアイテムが売り場を占拠するのかもしれませんね。

(文/しらべぇ編集部・八木彩香

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