20代男性の28%は、映画を観て泣いた経験なし!でも、女性は「泣く男」に好感触
人にはそれぞれ“笑いのツボ”がありますが、“泣きのツボ”というものも同様に各々存在しているといっていいでしょう。ペットの物語に弱い、家族の絆を描いた話に弱い、プロポーズ動画に弱い…。自らのそういった“泣きのツボ”を自覚していれば、動画サイトをサーフィンして“涙活”(るいかつ)を行うこともできます。
対して、こんな自覚をしている人も。「おれ、映画とかで泣けないんだよね」。
たとえ実話をもとにした作品であっても、映画には、ストーリーとして成立させるうえでの演出や脚色が加えられているもの。そういった作品も含め、「人の手によって作られたものでは、泣けない」とするのが、そのような人たちの主な理由。
では、実際のところ、「映画を観て泣いたことがない」という人はどれくらいいるのでしょうか? 今回、しらべぇ編集部では、20代から60代の成人男女1500名を対象に、これについてアンケートを実施しました。性・年代別の結果と併せてご覧ください。
【男性】
全体:16.7%
20代男性:28.0%
30代男性:22.0%
40代男性:10.7%
50代男性:11.3%
60代男性:11.3%
【女性】
全体:8.0%
20代女性:12.0%
30代女性:11.3%
40代女性:3.3%
50代女性:7.3%
60代女性:6.0%
このように、男女で大きな数字の開きが見られます。30代で約11%、20代にいたっては16%の開きということで、若い男性から「おれ映画とかで泣けないんだよね」という発言をしばしば聞くのも納得ですね。
「男の子は簡単に泣くもんじゃない!」なんてことも言われますが、はたして女性にとって、映画を観て泣く男性はどう映るのでしょうか? 20代~30代の女性18名に、「一緒に映画を観に行った男性が、上映後に号泣していたらどう感じますか?経験もまじえて教えてください。」とメールアンケートをしてみました。
その結果聞こえてきたのは、“好感触”な声ばかりでした。
「大学の頃、サークルの1個下の男子に『トイ・ストーリー3』観ましょうって誘われて、観に行ったら、彼は泣き上戸な私より号泣してた。年下とのデートはあんまり乗り気じゃなかったけど、純粋な人なんだなってちょっと好きになりました」(Nさん、25歳)
「高校生の頃、好きだった男子と『タイタニック』を観に行って、2人して一緒に号泣しました。そのことがなんか面白くて、映画のあと涙で腫れた目をお互い指摘し合って爆笑。15年以上経っても忘れられない素敵な思い出です」(Nさん、34歳)
「一緒に観に行った男性が泣いてたことはありませんが、少なくとも、映画の後に評論家気取ったようなことを言ってる人よりは、泣いてる人のほうが絶対好感もてると思います」(28歳、Mさん)
そして、こんな声もありました。
「つい最近、飲み会で知り合った男の人と『アバウト・タイム』っていう映画を観に行きました。私から誘って、『超泣けるらしいですよ』って言ったら、彼は『おれ映画とかで泣いたことないんだよね』って。でも、クライマックスが近づいてきたら、横からうめくような泣き声が聞こえてきたんです(笑)もともと素敵な人だなって思ってたけど、その姿がかわいくて、さらに人として好きになりましたね」(28歳、Yさん)
このように、“おれ映画とかで泣けないんだよね男子”が泣くと、女性にはかなりの好感触を与えるようです。
ストーリーというものに入り込めない、人前では泣けない、など、映画で泣けない理由はさまざまにあると思いますが、泣くことは男性として“ダサい”ことでは決してない、ということだけでも是非知っておいてください!
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年10月17日(金)~10月21日(火)
対象:全国20代~60代 男女計1500名
(文/しらべぇ編集部)