個人に関する検索結果の削除を求める「忘れられる権利」は必要?64.9%が必要と回答

2014/11/17 10:30


しらべぇ1117忘れられる権利

*画像はスクリーンショットです

「忘れられる権利」という言葉をご存知だろうか? 忘れられる権利とは、インターネット上に残る過去の個人情報の削除を求める権利。今年の5月に欧州連合(EU)の司法裁判所が、Google(検索エンジン)に対して、「過度な個人情報や不適切な情報を検索結果から削除することを命じた」のをキッカケに世界的に注目されている権利だ。

日本でも、「忘れられる権利」の議論が活発化していることを受けて、ヤフー株式会社が「検索結果とプライバシーに関する有識者会議」を設置。11月11日は初の会合が開かれた。

しらべぇ編集部では、20代〜60代男女1500名に対し「ネット上から、個人の名前を含む検索キーワードによる検索結果の削除を求める、いわゆる「忘れられる権利」は必要だと思う」というアンケートを実施した。

【「忘れられる権利」は必要だと思う】

全体

しらべぇ_忘れられる権利_円グラフ

はい:64.9%
いいえ:35.1%

結果は、60%を超える方が「忘れられる権利が必要だと思う」と回答した。続いて、性別年代別の割合を見ていきたい。

【年代別】

しらべぇ_忘れられる権利_棒グラフ
20代男性:50.7%
30代男性:69.3%
40代男性:64.0%
50代男性:60.0%
60代男性:72.0%

しらべぇ_忘れられる権利_棒グラフ

20代女性:63.3%
30代女性:63.3%
40代女性:67.3%
50代女性:72.2%
60代女性:66.0%

20代男性を除いて、性別年代関係なく60%以上の方が「忘れられる権利が必要だと思う」と回答。20代男性においては、半数以上が必要と回答しているも、他に比べて著しく低い割合となった。

日本でもこれから議論が活発になることが予想される「忘れられる権利」。冒頭で紹介したヤフーの「有識者会議」は、今年度中をめどに結果の概要を公表する予定としており、どのような見解が発表されるのか注目を集めそうだ。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年10月17日(金)~10月21日(火)
対象:全国20代~60代 男女計1500名

(文/しらべぇ編集部・砂流恵介

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