【太陽党、スポーツ平和党…】居酒屋で盛り上がること必至の懐かし政党4選
国政選挙が近づいて来ると、それまで一切政治の話をしなかった人たちが急に政治の話を始めるという現象は「国民あるある」の一つです。公示期間中の居酒屋では、どこの政党がよい、次の総理を選ぶとしたら誰だ、などの会話が繰り広げられ、国民総政治評論家の様相を呈してきます。
さて、どんな話題をしていても、さらに場が盛り上がるきっかけの一つが「そんなの昔あったね!」というノスタルジートークです。プロ野球選手の話題で盛り上がっていたのならば、80〜90年代のマイナー外国人選手を挙げてみたり、ゲームの話をしていたなら、90年代に登場したスーパーファミコン以外のマイナーハード機器の名前を挙げることで「あったあった!懐かしい〜!」となり、場がさらに盛り上がることは多いですよね。
「オルティスっていうバッターがヤクルトにいたよね!」
「いたいた!それだったらテータムも外せないだろう!」
「いたね!ヤクルトはいっぱいいるね!」
といった野球ノスタルジートークや、
「パナソニックからゲーム機出てたよね、なんだっけ」
「3DO REALね、オレ持ってたよ!」
「そうそう!スト2とか出てたよね!」
などのゲームトークは、特に男性ならば一度話したことがあるのではないでしょうか。
それは政治についても一緒です。今では実質なくなってしまった政党名を挙げたり、引退した政治家の名前をあげることで「そんなのあったね〜!」「そんな人いたね〜」と盛り上がれば、ビールジョッキ一杯分くらいの会話時間にはなるものです。
そこで今回は、選挙前に盛り上がること必至なアラサー以上の大人たちの心をわしづかみにする懐かし政党を4つご紹介します。
1:太陽党
1996年に新進党から分離してできた政党の一つです。内閣総理大臣をつとめた羽田孜さんが代表となり結成されました。政治思想が政党名に付与されていない政党名であったこともあり、当時は国民から強く印象に残ることとなりました。なおこの太陽党、2012年に石原慎太郎さんを中心に結成された「太陽の党」とは別物です。
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2:スポーツ平和党
言葉の通り、スポーツの精神で平和を実現することを理念に掲げていた政党で、1989年に結成されました。現在は次世代の党に所属するアントニオ猪木さんが代表を務め、ほかにも元プロ野球選手の江本孟紀さんも所属し、参議院選挙比例代表選出で当選しました。
現在は違う政党に所属するアントニオ猪木さんですが、会話中に猪木さんの話題が出たときにスポーツ平和党の名前をあげれば「あったね〜!」「よく知ってるね〜!」と場が盛り上がることでしょう。
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3:新党さきがけ
1993年に結成された新党の一つです。この時期は与野党かかわらず政党の再編が頻繁に行われ、新党ブームとも言われていました。新党さきがけには鳩山由紀夫さんや菅直人さんなど、歴代総理大臣も所属していたこともあり、90年代を代表する政党の一つとして数えられています。党名にひらがなが付いていたこともあり、当時子どもながらも記憶に残っている20代の方も少なくないのではないでしょうか。
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4:サラリーマン新党
1983年に結成された政党です。言葉通り、サラリーマンが抱える問題を解決することを目的に結成されました。当時掲げていた公約はとても興味深いものでした。源泉徴収の撤廃やサラリーマンのスーツ代を必要経費として認めさせることなど、どれもサラリーマンが問題意識を抱えていてもおかしくないものばかりです。
一部公約は政策に反映される形となり、一定の成果を残しました。政党名のインパクトからか、現在でも40代以上の方にとっては強く印象に残っている政党の一つとなっています。
ここまで紹介した話題や政党はあくまでコミュニケーションにおいて盛り上がるための話題の一つにすぎません。現在行われる選挙の際にはしっかり各政党の公約を見比べ、国民が慎重な投票行動をする必要があることは言うまでもないでしょう。
(文/しらべぇ編集部)