役に立ちそうなイグ・ノーベル賞トップ10 浮気を発見できるスプレーを抑えた1位は?

しらべぇ1121イグ・ノーベル賞

ユーモアで笑わせ、なるほどと考えさせられる研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」。8年連続で2014年も日本人研究者に賞が贈られたことが記憶に新しいですね(北里大の馬渕教授らによる、バナナの皮を人が踏んだ時の摩擦を計測した研究が物理学賞を受賞)。

そんなイグ・ノーベル賞の過去の受賞歴を見ると、意外に(失礼!)有用なものが多くあることはご存知でしょうか。
というわけで、アンケートサイト「みんなの声」で1万613人が回答した「役に立ちそうなイグ・ノーベル賞は?」というアンケート結果を見て行きましょう。

“ユーモアで笑わせ、なるほどと考えさせられる研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」。役に立ちそうなのは?”(総合)

1位 バウリンガルで犬の声を翻訳 2417票
2位 浮気を発見できるスプレー開発 2046票
3位 足の臭いの原因となる化学物質 1677票
4位 玉ねぎに関する催涙物質の研究 810票
5位 バナナの皮を踏むと滑るを証明 752票
6位 ガムの味による脳波の変化の研究 632票
7位 カラオケの発明で人々が寛容に 487票
8位 牛糞からバニラの香り成分を抽出 308票
9位 ハトに嫌われた銅像の化学的考察 302票
10位 人の発話を妨害する装置 281票

ところどころ、「博士、何をおっしゃってるのでしょう」と言いたくなるような研究がありますが、やはり注目は1位の「バウリンガル」。
当時、発売半年で30万個を売る大ヒットとなり、2003年には当時の小泉首相がロシアのプーチン大統領に寄贈するなど、外交にも影響を与える発明となりました。
・発売元である株式会社タカラによる当時のプレスリリース
http://www.takaratomy.co.jp/product_release/pdf_takara/03/p030610_2.pdf

2位もさすがにエッジが効いています。こちらも日本人が1999年に化学賞を受賞したもので、下着に吹き付けることで浮気の痕跡、つまり精液の付着を発見できるスプレーとのこと。目では見えない血痕を光らせる「ルミノール反応」は刑事ドラマなどでもおなじみになりましたが、いつかこのスプレーもハードボイルドなシーンで登場する日は来るのでしょうか。

9位の「ハトに嫌われた銅像の化学的考察」も、その「ハトに嫌われる」という牧歌的な響きが我々を油断させますが、鳩の糞はサルモネラ菌などで人間に重大な健康被害をもたらす可能性があるそうです。納得のランクインですね。

毎年秋に発表され、ハーバード大で授賞式が行われるこのイグ・ノーベル賞。来年の日本勢の9連覇を期待したいところです。

【集計結果】
出 典:dメニュー・iメニュー 「みんなの声
投票数:10613票

(文/しらべぇ編集部・伊東宏之

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イグ・ノーベル賞バウリンガル馬渕教授
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