京都の観光地周辺に住んでいる人あるある7選!八つ橋って言われましても…

2014/11/23 19:00


kyouto

「そうだ 京都、行こう。」…かの有名なコピーですね。筆者は、そんな観光名所である京都・東山に生まれてから20数年住んでいたのですが、自己紹介などで「京都出身です」というと、「修学旅行で行ったことある」「いいところですよね~」と言っていただけます。

ただ、京都に住んではいたものの、正直なところ京都のことはよくわかりません…。「観光で訪れる人のほうが詳しいのでは?」といつも思っています。

そこで今回は、観光に来る人たちと観光地に住んでいる人との意識のギャップを埋めるべく、京都の、特に観光地周辺に住んでいると感じる“あるある”を紹介していきたいと思います。


●観光地周辺に住んでいても、観光地にはほぼ行かない

徒歩圏内に有名な社寺仏閣があったとしても、「まあ、いつでも行けるからね」と考えてしまい、ほとんど行ったことがない場所ばかり。「この間、嵐山行ってさー」「二条城すごいよね」と報告されてもピンときません。

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●ありえないほど頻繁に道を聞かれる

観光地周辺に住むと、嫌でも道を聞かれます。多い時は日に5回くらい聞かれることもあります。さまざまな国から観光客が来ているので、英語での案内もかなり慣れてきます。ただ、前述の通り、道案内は完璧にできるのですが、行ったことがありません。そして、「え、なにそこ?何があるの?」というマニアックな場所に行こうとしている人もたくさんいて、こちらが逆に勉強になります。

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●シーズンになると、通勤通学路が混雑して嫌になる

桜のシーズンや紅葉シーズンなどになると、電車は観光客だらけ、通学路にも人だかりができ、前に進めず遅刻しかけるということもあります。休日に車移動している時に、他都道府県のナンバープレートで渋滞になっているのを見かけると、少しげんなりします。

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●和菓子とか京懐石とか、そんなに食べない

京料理と聞くと、いわゆる「和」なものを想像すると思いますが、それはあくまで観光客向けのお土産のためだったりします。出身地を聞いて「八つ橋おいしいよね」なんて言わないでください…。1回しか食べたことありません。その代わり、パンの消費量日本一だったりします。パン、めっちゃ食います。

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●京都が舞台のサスペンスドラマに集中できない

京都が舞台のサスペンスドラマを見ていると、位置情報がチラチラ目に入って集中できません。また、犯人の自白シーンが自宅の近所で撮影されていることもあり、「そうよ、私がやったのよ」と犯人が遠い目をしていても、「あー、あの目線の先には、さびれた公園しかねぇや」などと考えてしまい、シリアスなシーンが台無しです。

●小学生のころの社会科見学は、だいたい近所

有名なお寺などに、“社会科見学”という名目で校区内散策を行います。同級生の家が伝統工芸品を作っていたり、通学路に教科書に載っているような場所があったりするので、見学先には困りません。しかし、人によってはただの帰り道だったりするので、ありがたみがゼロです。

●住んだことないのに「いいところだねぇ」という人に、夏と冬を体験してほしいと心から願う

盆地なせいで夏は暑すぎるし、冬は寒すぎる…。「住めば都」という言葉がありますが、実際に都がここにあったことが信じられなくなります。京都に住みたいと思っている方は、一度夏と冬を体験してから考えることをお勧めします。

京都人は、住んでいるがゆえに京都について興味をなくしてしまっているのかもしれません。舞妓さんや芸妓さんも他の都道府県出身な人が多いようですし、「おいでやす」などのいわゆる京都言葉は、“ビジネス京都弁”なのではないでしょうか…。

ただ、京都を離れてみると、京都出身であることを非常に羨ましがられるので、大変誇らしい気持ちになります。今度の休みには、「そうだ 京都、帰ろう。」

(文/しらべぇ編集部・吉尾峻

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