デートには一輪のバラ!?待ち合わせの後5分で距離を縮めるイタリア式エスコート術
デートの待ち合わせ場所に、彼が一輪のバラを持って登場…なんて、映画の中だけの話だと思っている人、残念っ! イタリアではよくあるシチュエーションです。しかも、待ち合わせ相手が恋人じゃなくてもです!
そんなの恥ずかしいと思う方も多いかもしれません。ですが、デートの時くらい日常から離れて恥ずかしいことしてみませんか? 今回は、少しの勇気でデートがぐっと盛り上がる、待ち合わせ後5分の女性エスコート術をイタリア人から学んでみたいと思います。
■ 軽くボディタッチ
最初の挨拶で、さりげなくボディタッチを。ここで大事なのがポジション。真正面からだと距離が遠すぎるので、横に回り込みます。例えば「お待たせ!」と言って横から肩をポンとたたく。もしくは相手が後から到着した場合は、「じゃあ、行こうか」と移動しながらさりげなく肩を抱いてエスコートしてみる。
ポイントはあくまで男らしく大胆にかつ、紳士的に。おどおどしながらギュッと手をつながれるよりは2秒だけでも肩をふわっと抱いてエスコートされた方が、女子は“キャッ”てなります。
そして、横に回り込んだら、相手が喜びそうな言葉を耳元でささやくチャンス。「会えるのを楽しみにしていたよ」「今日は楽しいデートにしたいね」など、相手を思ったフレーズをひとことで表現してみる。それだけでデートへの高揚感がお互いに高まるはずです。
■ さりげないプレゼント
会ってすぐに一輪の花を渡しましょう! 一輪じゃなくても、300〜500円くらいのミニブーケでもOK。その程度のお花ならかさ張らないので、貰う方としても嬉しいです。
お花じゃなくても、「待ち合わせ場所に着くまでに私のことを考えてくれていたんだ」と感じられるものなら何でもアリ。お菓子でも不意打ちで貰うと嬉しいものです。筆者は「実家から届いたみかんだよ」って皮をむいてその場でみかんを半分もらった経験もあります。ちょっと笑えるネタですが、そのくらいでスタートした方がデートも和みます。
■ 大げさに褒めてみる
デートの会話のきっかけって大切ですよね。まずは心の距離を縮めるために、オーバートークをひとことだけ挟んでみる。イタリア人がよく使う会話術ですが、ひとことっていうのがポイント。ずっとオーバートークをするのは信用を失いかねないのでNGです。
デートの始めの緊張をほぐすために、女の子をワンポイントで大げさに褒めてあげましょう。一瞬なのでちょっとぶっ飛んだ表現もOKです。
例えば私が前髪を切った時の例。
男「キルビルの栗山千明みたいで、ゾクゾクするね」
私「なんだそれ」
男「よく似合っててかわいいってことだよ」
と、ふざけた表現の後にきちんと褒めるというギャップが大事。
私が赤いワンピースを着ていた日に「金魚になったかと思った! なんてウソウソ、今日の服はいつもと印象が違って素敵だね」と言われたことも。ふざけた表現に一瞬「はぁ?」と思っても、最終的に褒められると女子は気分があがるものです。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、少しの勇気で日本人も実践可能だと思います。「というか、日本男児にも是非これくらいのことは実行して頂きたい!」というのが筆者の個人的な願いです。
相手を喜ばせることによってデートが楽しくなれば、お互いに良いことがたくさん生まれるはず。クリスマスシーズンのデートにイタリア式エスコートを取り入れてみては?
photo by saschaaa
(文/しらべぇ編集部・砂流恵介・辰巳真理)