タオルソムリエに星のソムリエ…挑戦してみたいユニークな資格・検定トップ5
自動車運転免許をはじめとして、日本国内には多くの「資格」があります。司法試験や医師国家試験など仕事に関わるものから、英語検定のようにスキルを測るための「検定」まで種類は様々。
民間の企業や団体が付与する民間資格を含めると、資格と呼ばれるものはその数3000種類以上にもなるといわれています。免許を発行しない検定のみのものを含めると、それ以上。もちろん、なかにはあまり知られていない、ちょっとユニークな資格や検定もあります。
アンケートサイト「みんなの声」では、1万5294人を対象に、「挑戦してみたいユニークな資格・検定」についてアンケートを実施しています。今回は、トップ5に選ばれた資格・検定を、内容とともに紹介します。(調査期間:2014年11月9日~2014年11月23日)
【ユニークな検定や資格。挑戦したいのは?】
●5位 子育てパパ力(ぢから)検定:6.7%
「Fathering(父親であることを楽しもう)」の理解・浸透を目的として2006年に設立された、NPO法人ファザーリング・ジャパンによる検定、通称「パパ検」です。
「妊娠・出産」や「乳幼児期の暮らし」といった直接的な子育てに関する内容、「子育て支援制度」といった子育てについての知識を有していることが必要になります。現在は、オンラインで模試というカタチで実施されているようです。
●4位 定年力検定:6.9%
定年後に豊かで充実したセカンドライフを過ごすための、「老後に必要な基礎的な知識」を問う検定試験です。一般社団法人・日本定年力検定協会が主催しています。試験は毎年1月と7月の年に2回行われており、年金や相続といった老後の経済知識を中心に出題されます。合格率は約70%だそうです。
●3位 タオルソムリエ資格試験:8.4%
今治商工会議所・四国タオル工業組合が実施している検定試験です。タオルの歴史や製造技術などといった習熟度を認定しています。毎年9月に行われており、合格率は約60%とのこと。タオル製造会社の人を中心に、現在タオルソムリエは1000人を超えているそうです。
●2位 星空案内人資格:14.2%
星空案内人資格制度運営委員会が運営する、通称「星のソムリエ」の資格制度です。
天文学、星座探しや小望遠鏡による観察の技能、星座物語といった文化に関する知識など、星空と宇宙に関する様々な知識を有していることが条件になります。資格は、「準案内人」と正規の「星空案内人」の2段階にわかれています。現在、「星のソムリエ」は全国で約600人います。
●1位 アニメ検定:15.0%
正式名称は「全国総合アニメ文化知識検定試験」で、日本動画協会及びアニメ関連会社各社からなるアニメ検定実行委員会が実施しています。日本と世界のアニメ文化・産業についての知識の検定試験です。
1級~5級と初心者用のモバイル級まで、全部で6段階に別れています。アニメファンには非常に人気があった検定ですが、惜しまれつつも2009年10月に検定試験自体が休止してしまっています。
資格や検定は、普段の生活では役に立ちそうにないものから、持っていることで自慢できるようなものまで、一見無駄に思えるものも見受けられますが、社会人になってからはなかなか「勉強」というものに取り組む機会が少なくなってくるもの。ちょっとでも興味関心があるようなものは、一度試験を受けてみるのも、人生のスパイスとして有りかもしれませんね。
【集計結果】
出 典:dメニュー・iメニュー 「みんなの声」
集計期間:2014年11月9日~11月23日
投票数:15294票
(文/しらべぇ編集部・常時系)