【ビジネスマンの責務】最新トレンドはこのラーメン店で学べ!
ビジネスマンはなぜ日経新聞を読むのか。それは、いち早く経済情報を押さえる必要があるためだろう。
だが、それだけでは足りない。日経新聞に載っている情報がこの世の全てではない。ファッション雑誌、グルメ雑誌、テレビの情報番組などで、多角的に情報を入手し、トレンドを把握しなければ、取引先も、異性も口説けない。
最新トレンドを知っておくこと、場合によっては体験しておくことは、ビジネスマンの義務と言える。そのトレンドを知り、身に付ける。今日はそんなトレンドを把握しているラーメン店を紹介しよう。
『銀座鴨そば九代目けいすけ』がそれである。少しでもラーメン好きなら、必ず名前を聴いたことがある「けいすけ」グループ。フレンチや和食の経験をもち、黒味噌ラーメンや、海老蟹の出汁などで常に新風を吹き込んでいる、竹田敬介氏率いる人気ラーメングループだ。そのけいすけグループの新店がこちら。店名の通りの、鴨ラーメンである。
最近ラーメン界で流行のきざしをみせている「鴨」を、最新トレンドとして取り入れる、竹田氏らしいチョイスだ。一番シンプルなメニューの、芳醇鴨そばを注文。スープを一口いただくと、むむ、鴨の香りが強く立つ。まるで日本蕎麦の様だ。こってり・がっつり系から、さっぱり・あっさり系への流行の移り変わりも上手く取り入れている。
麺は自家製、全粒粉を練り込んであるタイプ。加水率が高めのもちもち麺、鴨のスープによく合って、旨い。
サイドメニューの充実も、最近のラーメントレンドのひとつ。サイドメニューも鴨、「きざみ鴨わさび丼」でさっぱりと食べさせる、文句なしに旨い。
味変調味料は、もはやラーメン店のマストアイテム。粉山椒・黒七味・柚子七味と3種並ぶ。筆者は粉山椒があうと感じたが、3種もあれば誰もが必ず好みの味を見つけられるだろう。
この『九代目けいすけ』の特筆すべきところは、鴨、というトレンドを抑えながらも、味変やサイドメニューなど、他のトレンドもきっちり抑えてきているところ。トレンドを知り、それをまとめて活用し自分のものとする。まさに、ビジネスマンのお手本となるような店なのだ。
東京都中央区銀座6-12-15 いちご銀座612ビル 1F
[月~金] 11:00~15:00(L.O.14:45) 17:30~23:00(L.O.22:45)
[土] 11:00~23:00(L.O.22:45) [日] 11:00~22:00(L.O.21:45)
(文/しらべぇラーメン取材班・ドラゴン=サン)