イタリア人は恋人とクリスマスを過ごさない!?日本とはまったく違うイタリアの文化

2014/12/05 10:30

しらべぇ1205クリスマス

12月に入り、「クリスマスを誰と過ごす?」なんて話題もちらほら聞こえるようになりました。愛の国イタリアでもクリスマスはもちろん大事なイベントです。こう書くと、「聖夜にどんなロマンチックなデートがくり広げられるんだろう?」なんて想像しちゃいますが、イタリアでは「クリスマスは誰と過ごす?」なんて質問がそもそも愚問なんです。

今回は、イタリアに7年住んだ筆者がイタリアのクリスマスについてお話します。

◼︎イタリアのクリスマスは日本でいう「寝正月」
イタリア人はクリスマスを恋人ではなく、“家族”と過ごします。ロマンチックを想像していた方、ごめんなさい。イタリアのようなカトリックの国にとってのクリスマスは、日本のお正月のようなもの。日本の元旦が、祝日でお店がお休みになるように、クリスマスの25日と翌26日のサント•ステファノは国民の休日で、お店や交通機関もほとんどお休みになります。

イタリアのクリスマスは、24日の夜からスタート。クリスマスの飾り付けをした家で、家族や親戚が大集結して一日のほとんどを食卓で過ごします。イタリアの友人数名にクリスマスの過ごし方を聞いてみたところ、「家族とマンマの手料理を食べて、食卓とソファーを行き来する」という回答が1番多く、日本の寝正月のような時間の過ごし方が一般的です。

◼︎クリスマスプレゼント
ほかにも、日本とイタリアの違いがでるのがクリスマスプレゼント。日本では、クリスマスプレゼントは恋人や意中の人に渡すのが一般的ですが、イタリアでは家族、パートナー、親戚、友達などなど、とにかくこの時期に顔を合わせる人全員分のプレゼントを用意します。

そんなイタリア人の定番プレゼントは、「赤い下着」。大晦日の夜に「赤」を身につけると幸福になるという言い伝えがあり、イタリアでは年末が近づくと赤い下着をよく店頭で見かけるようになります。

実際に筆者も友達からもらった経験ありです。なかなか自分では手を出さないものなので、良い思い出になっています。

いかがでしたでしょうか? 決してロマンチックではないですが、こういうクリスマスの過ごし方も素敵ですよね。「クリスマスまでにどうにか予定をいれなきゃ」と焦っている方は、今年は家族で過ごしてみるのも思い出に残るクリスマスになるかもしれませんよ。

(文/しらべぇ編集部・砂流恵介・辰巳真理)

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