みんな知ってるあのシーン!TBS系『情熱大陸』に42.5%が抱く疑問とは?
翌日、憂鬱な仕事のことを思って嘆息する人も少なくない日曜日23時という絶妙な時間帯に放送されるドキュメンタリー番組『情熱大陸』(TBS系列)。1人の人物にスポットライトを当て、プロフェッショナルの生き様をカッコいい演出と音楽と共に届けるこの番組は、ある種の労働者にとって栄養ドリンクのような役割を果たすと言われています。
放送時間中の30分間だけ自らとゲストを重ね合わせることで、明日の憂鬱さが一時的に無効化され、生きることへのモチベーションが無理矢理にでも上がるという声を聞いたことがある方も少なくないでしょう。
毎回、番組の流れは概ね決まっています。その回に放送される人物の現在の仕事を簡単に紹介し、その後幼少期、学生時代を写真や映像とともに振り返り、その道の門を叩き、現在に至った過程を本人に語ってもらうのです。番組後半は、ゲストが新たなステージへと飛び立つ最中の様子にスポットライトが当てられ、最後に葉加瀬太郎さんの素敵なバイオリンの音色とともに番組は終了します。
このように、ある程度パッケージが定まっているこの番組を見たことがある方ならば、放送中のあるシーンに対して疑問を抱く人も少なくないでしょう。
よくもまあ人生のターニングポイントっぽい時期の写真を大事に持っているなあ
それは、ゲストが人生のターニングポイントに差し掛かる頃の写真をしっかり撮影、保管していることです。やんちゃだった幼少時代や、写真を撮る機会が多い学生時代はまだわかりますが、その道に入門したてのころや自らがどん底に落ちたときなど、「情熱大陸あるある」のシーンにおいて、ゲストは必ず当時の写真を持ち合わせているのです。
まるでその場面が人生のターニングポイントであったことを既に知っているかのような振る舞いに、疑問を抱く視聴者もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、男女1500人を対象に、以下のようなアンケート調査を実施してみました。
【質問】
『情熱大陸』に出てくる人たちは、よくもまあ人生のターニングポイントっぽい時期の写真を大事に持っているなあと思いますか?
そう思う:42.5%
そう思わない:57.5%
疑問を抱きながら『情熱大陸』を見ていた人は40%超に及びました。半数には届かないものの、このような番組に出演する大物たちにある種の共通点を見出している人はそれなりに存在していたようです。
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『情熱大陸』に出たいならばこまめに写真を撮っておくべし!?
視聴者によっては、未来からこっそりと訪れた自分が「いまの挫折、『情熱大陸』で10年後に取り上げられるから写真撮っときな!」と告げ口している可能性を想起してしまう人もいるかもしれません。
それは冗談としても、将来自分がマスメディアから引っ張りだこになりたいと考えている方は、今のうちからなんでもないと思うシーンでも、こまめに写真を撮っておくことが肝要かもしれません。素材が少ないという理由で番組起用の話が流れてしまっては、泣くに泣けませんよね。
そうしたことも含めて、戦略的に下積み経験を重ねていく人が成功者の条件なのかもしれません。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年11月14日(金)~11月16日(日)
対象:全国20代~60代の男女1500名
(文/しらべぇ編集部)
※画像は『情熱大陸』サイトのスクリーンショットです