女性職人だけの寿司屋で学ぶ、女の園の動かし方【双子タレント奈津子亜希子、人生体当たり!】

2014/12/11 17:30

こんにちは。双子でタレント活動をしている、奈津子と亜希子です!

まずは奈津子から。今年も残すところあとわずかとなりました。このコラムのテーマでもある「モテ系女子」を目指して、年末も一進一退を繰り返す日々です。

「モテ」という要素には、「自立した大人の女性」であることも含まれると思うのですが、私たちのイメージする大人の女性は、回らないお寿司屋さんにふらっと行き、食べたい物を自分の稼ぎで好きなだけ食べられる、そんな人です(『あまちゃん』の薬師丸ひろ子さんのイメージ!?)。

しかも、そのお店の大将と「今日はお任せで~」「あいよっ!」なんてやりとりも自然に出来ちゃうような人…。憧れますけど、実際お値段も気になっちゃうし、大将と気軽に話せる勇気もないし…

そんな時、ふとあるお店を思い出しました。それは、ただのお寿司屋さんではなく、SDN48在籍時代は毎日のように通い、今年も何度もお仕事で行った秋葉原の中心街にある、女性が握るお寿司のお店「なでしこ寿司」。ここはお手頃価格というウワサがあったし、女性の店員さんのほうが話しかけやすい…。なにより、どんなお店なのか、この目で確かめてみたい!

そう思い、取材の依頼をしたところ…。

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すぐに取材OKのお返事が!翌日、さっそく突撃取材してきちゃいました!

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■見た目は普通のお寿司屋さん。でも…!

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亜希子です! 入店早々、可愛らしい女の子のソプラノボイスで「いらっしゃいませ~」と言われ、とろけそうになる私たち双子。

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しかし! 思っていた以上に本格的な“江戸前寿司”感漂う店内に驚きました。

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メニューはさっそくこんなものが! ただ、まずはお客さんとして気になるメニューを頂くことに。

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乾杯して、いただきます!

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選んだのは、チョイスセット(お椀と煮物つき、2000円、写真上)と、なでしこセット(お椀付き、2000円、写真中)と、女子には嬉しい可愛い動物ロール!(500円、写真下)。

どのネタも鮮度バツグンでぷりっぷり!しっかり握られたシャリとネタが口の中で融合し、とても幸せな気分に。もちろん、動物ロールも可愛いだけでなく食べごたえたっぷりで全部美味しい!

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■いただいた後で、インタビュー開始!

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お話をお伺いしたのは、店長の千津井由貴(チヅイユキ)さんです!

―奈津子:ごちそうさまでした!さっそくですが、女性職人だけの「なでしこ寿司」さんがオープンされた経緯を教えてください!

千津井さん:2008年の世界的金融危機の影響から、派遣切り問題や、女性の求人率がなかなか回復しないことを受け、女性の雇用機会を増やしたいという思いから2010年に開店しました。寿司職人=男性だけしかなってはいけない、という明確な決まりもなかったので、新たな挑戦として思い切って飛び込んだんです。

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―亜希子:そんな社会的背景が関係していたとは…。前例がない試みで、ご苦労も多かったのではないですか?

千津井さん:そうですね。朝早くに起きて魚市場へ仕入れにいくと、物珍しそうに見られて、「邪魔だよ!」などと怒鳴られることも…。営業に間に合うように魚を捌き、仕込みをして、笑顔で接客をする。

あとは、時々ガールズバーのようなお店を想像されてお越しくださる方もいるのですが、うちはやはり、基本的には旬の寿司を楽しんでいただく場所です。どうしたらお客様が喜んでくださるのか、ちょうどいい部分を模索して、セーラー服を着て握ってみたり、逆に白衣にスッピンで握ってみた時期があったり…その時には、全然お客様がこなくなっちゃいまして…。結果的に、今はこの浴衣と法被のスタイルに落ち着きました

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(私たちもお店の法被を着させてもらっちゃいました!可愛い~)

千津井さん(続く):2011年には、サッカー女子日本代表の「なでしこジャパン」が優勝したことの影響からメディアが取り上げてくれたり、また最初は冷やかし半分でのぞきに来ていた同業者の寿司職人の方々の中から、徐々に認めてくれて常連さんになってくれる方も現れました

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(この日来ていた常連の寿司職人Sさん。まゆゆ推し。)

千津井さん(続く):けれど、おもてなしの心に終わりはなく、慢心してはいけないと思っています。浅はかな知識だけで目上の方に接客はできませんし、職人として一連の仕事をこなすようになるまでは最低でも10年はかかると言われているので、日々勉強です。

―奈津子 とても勉強になります。ところで、私たち双子もSDN48在籍中は“女子だらけの世界”で大変な思いをしたのですが、この「なでしこ寿司」さんもまさに女の園ということで、店長としてお店を取り仕切っていくうえで心掛けていることはありますか?

千津井さん:女性ならではの体調のコンディションや機嫌もそれぞれありますし、特に自分は童顔なので、この見た目でしっかりと指示を聞いてもらうにはどうしたらいいのか、悩んだこともあります。また、会社のほうから“嫌われ役”になるよう指示が出たときには、とにかく怒っていた時期もありました。その時はすごく反抗されてしまって…。

結局は、「素でいること」。これがとにかく大切なんだと気がつきました。自分を作ったところで、女子同士ではすぐに気づかれてしまうんですよね。そして注意するときには、「なぜそれがダメなのかをしっかりと伝えること」が必要です。だから、私のお説教はすごく長いんですよ(笑)

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(店内は和気あいあい。16歳の後輩に一生懸命指導する19歳の先輩)

千津井さん(続く):このお店も、開店から今に至るまでアルバイトを含めて100人以上の女の子が働いてくれていますが、どこへ行ったとしても、うちで学んだことを活かしてもらえたら嬉しいです。

―双子:ぬおおお!そのお話、ものすごく共感できるし勉強になります。もう、女性寿司職人業界の「秋P」ならぬ「ちづP」って呼んでいいっすかぁぁぁ!今日は、貴重なお話をありがとうございました!

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美味しいお寿司をいただいて、さらにためになるお話まで聞けて、もうココロもお腹もいっぱいになりました! やはり、どんな職種や業界であっても、新たな世界へ挑戦していく勇気や他人を思いやる想像力、そして自己演出能力やコミュニケーション能力を磨いていくことはとても大切なんですね!

秋葉原にある「なでしこ寿司」さん、皆様もぜひ行ってみてくださいね~。

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(調査・文/奈津子・亜希子

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