「夢は正社員になること!」47.8%が非正規ゆえに結婚を諦めていた!【衆院選2014】

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2014年衆院選期間中に流れている民主党のテレビCMが一部ネットユーザーの間で話題となっている。「女性の味方編」というタイトルがつけられたこちらのCMは、日常生活を送る有権者たちが次々と自らの夢を宣言していき、最後に「今こそ流れを変える時。」という一文とともに民主党の政党名が紹介されるものだ。

最初に登場するのはオフィスのデスクで作業をする20〜30代のOL。彼女は「夢は正社員になること!」と高らかに宣言し、カメラの前で笑顔を見せる。この一言がネットユーザーに議論を巻き起こした。

非正規雇用から正規雇用へと待遇が変わることが自らの「夢」というにはあまりにも切実ではないか?そもそも現代は雇用の柔軟性が進む一方で、それ(非正規雇用者の正規登用)を実現すること自体に経済合理性があるのか?など種々の批判的意見が並ぶこととなったのだ。

とは言え、現在非正規雇用の有権者で正規雇用を望む労働者も少なくない。不動産ローンの契約や結婚など、自らの雇用形態が人生の選択や決断においてなんらかの制限をもたらすケースも散見されるからだ。

それは、有権者へのアンケート調査によっても明らかになっている。非正規雇用者177名を対象にした以下の調査結果を見てほしい。

【非正規雇用者177名】
あなたは「非正規社員であること」を理由に結婚を諦めたり、「正社員になるまで結婚は我慢しよう」と思ったことはありますか?

しらべぇ_正社員_グラフ

・思ったことがある:47.8%
・思ったことがない:52.2%

47.8%は、自らが非正規雇用でなければ結婚に踏み切っていた可能性があると答えている。少子化が進行する中、どの政府も安心して子供を産み育てられる社会をつくるべく奔走していることは間違いない。

そのための一つの施策として国民が結婚しやすい環境を整えることをマニフェストに掲げる政党も少なくないだろう。また、欧州のように婚外子を育てやすい環境を整えるなど社会変化に応じた柔軟性ある政策を提言する政党もある。

このCMに出ているOLが何に問題意識を感じて正社員化を切望しているのかはわからない。が、もし結婚がその理由だとすれば、それが実現できたほうが彼女にとって望ましい社会のあり方であることは間違いない。

ただし、婚姻率をあげる方法として正社員を増やすことは多くの選択肢の一つにすぎない。「望む人はみな正社員になって結婚できるようになること」ではなく、「正社員でなくとも結婚しやすい社会であること」を掲げる政党も存在する。いずれにせよ、政府はよりよい政策を実現し、子供が安心して育てられる社会を整えてほしいものである。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2014年11月28日(金)~12月1日(月)
対象:全国20代~60代 男女計177名

(文/しらべぇ編集部)

※画像はyoutubeのスクリーンショット