【驚異の進化】最近の「知育菓子」は難しすぎて大人が夢中になるレベル!
工作のように作るお菓子で「知育菓子」というジャンルがある。これ、実はクラシエフーズがもつ登録商標で、2006年から出てきたお菓子だ。筆者の近所のスーパーにも置いてあるが、陳列棚を見ると、お弁当・お寿司・ケーキ・たこやきなど、多くの知育菓子が出ている。
子供の「知を育てる」菓子とは、どのくらいためになるのか? 実験してみることにした。どれにしようか悩んだが、パンダ風おにぎりに惹かれ、『つくろう!おべんとう!』を約250円で購入(今年の9月にリニューアルした商品らしい)。
箱ウラの説明書きを見ると、丁寧かつ細すぎる説明に少し戸惑うが、作業はいたってシンプル。「粉末を専用容器に入れ→水で溶かして固める」の繰り返し。
しかし、このシンプルな作業が難しい。筆者が一番苦しかったのは「パンダのおにぎり」。
トレーに「ごましお(グレープ味)」を入れる工程では手先がプルプル震え、「ブロッコリー(マスカット味)」「たまごやき(レモン味)」に「ごましお」がかかってしまい…あたふた。ということで、当初は30分ぐらいで完成できるかと思いきや、気づけば1時間半ほどが経っていた。
筆者が不器用すぎなのかと、Twitterで「知育菓子」と検索してみたが、中高生やママさんたちが多く挑戦している様子が伺えた。
「難易度高いな」
「子供のお菓子なめてた」
「また全力で作りたい」
予想していたより難しいという事態に「しょせんは子供のお菓子」という思いは消え、一心になる。こういった没頭感に、大人はハマるのではないだろうか。
このお菓子は、確実に「知育」になる。そう、「手先が器用になって賢くなる」というよりも、「ああ、いくつになっても私ってこんな不器用なんだ」と気づかせてくれる、無知の知のような…。
※不器用すぎて美味しそうには完成できませんでした。
(文・写真/しらべぇ編集部・さかもとあや)