【沖縄】5分で散るアート…オスプレイを象った氷菓子の「沖縄ぜんざい」

2014/12/18 17:00

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沖縄在住ライターのmiya‐nee(みやねえ)です。

12月から急激に寒くなり、やっと冬に突入した沖縄では、12月14日の衆議院議員総選挙の後、安部首相の「普天間基地の辺野古移設発言」が話題を呼んでいます。普天間基地はオスプレイが配備されている飛行場で、県民に対する安全性の問題は現在も様々な賛否両論を巻き起こしています。

そんななか、筆者はつい先日、小さなオスプレイを発見しましたその名は「沖縄ぜんざい」といい、冬に食べる温かいぜんざいではなく、沖縄では氷菓子のこと。夏の風物詩的なデザートであり、煮詰めた金時豆や白玉だんごが入った、冬でも販売されているかき氷です。今回は、オスプレイに姿を変えた「芸術的な沖縄ぜんざい」を、この冬の寒空のなか全国にお届けいたします

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●芸術は5分で散る

沖縄市にある「米八(こめはち)そば」は、店長が自由自在に作り上げるアートな沖縄ぜんざいが売り。名物の氷菓子は、素早く食べないと5分で沈没するため、うかうかと写真撮影している暇などありません。

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上部はオスプレイの回転翼を再現していますが、正確には4本ではなく本物は3本。何かと間違えているようです。

「なぜオスプレイの形にしたのか?」

店長曰く、オスプレイに関しては賛成派でも反対派でもないとのこと。反対派の人なら「あんなの食ってやるぜ!」という気持ちを込めて、賛成派の人なら「食っちゃいたいくらい可愛いぜ!」と思いながら食べてもらえればと。特に深い意味はない…ということらしい。

そんな氷菓子の完成品がこちら。

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制作時間は5分。その荒技で鳥や馬などの動物たちも繰り出し、見る人食べる人の度肝を抜かしながら5分で沈没していきます。夏なら、保って3分でしょうか。

その実力はアートだけでなく、味も絶品。溶け出した氷の量とぜんざいの量はおよそ半々で、金時豆と押し麦を煮込んだぜんざいはたっぷり。下には自家製白玉団子が埋もれています。

真冬に食べる「沖縄ぜんざい」を想像すると鳥肌が立ちそうですが、これが熱々の沖縄そばと共に食べると意外とペロリ。そう、このお店は本来、オスプレイではなく沖縄そばの専門店であり、地元では人気の沖縄そば屋だったりします

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●3種の豚肉が競演する「トライアスロンそば」

3種競技のトライアスロンを捩って命名した「トライアスロンそば」は、じっくり煮込んだ三枚肉、ソーキ、てびち(豚足)の3種類の豚肉を盛ったボリューム満点の沖縄そば。

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トライアスロンには参加せずとも、豚肉王国の沖縄県で「トライアスロンそば」を食べて活力をつけてみてはいかがでしょう。もちろん、締めのデザートはオスプレイの沖縄ぜんざいで。

※米八そば
沖縄市泡瀬5‐29‐6/098‐938‐3266/11:00~18:00/木曜定休

(文/しらべぇ沖縄支部・miya‐nee

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