あの有名お菓子ブランド「六花亭」にある“賞味期限2時間”の超絶スイーツ!
皆さんは、賞味期限を気にするだろうか?「お腹を壊すリスクがあるなら捨てる」という人もいれば、「賞味期限なんてどうでもいい。信じるのは己の味覚のみ」という武士のような考えの人もいるだろう。
では、賞味期限が2時間となっていた場合、どうするだろう。2時間なんて、ちょっとうたた寝するだけであっという間に経ってしまうような時間だが、そもそも、そんなデリケートな食べ物があるのかと疑う人もいるかもしれない。
実はあの有名なお菓子ブランド「六花亭」の商品で、賞味期限が2時間のスイーツが存在している。
六花亭の主力商品であるマルセイバターサンドは、北海道銘菓として人気が高く、道外でも知っている人は多いだろう。北海道物産展などでもよく登場する定番スイーツだ。しかし、幻の“賞味期限2時間スイーツ”は、物産展などには一切登場せず、北海道の帯広にある六花亭の本店など、限られた場所でしか食べられない。
銀と白の輝くような外観からは、北海道らしさが感じられる。店内ではマルセイバターサンドをはじめ、様々な六花亭スイーツが販売されている。訪れた際は、とりあえずこのおいしそうなお菓子たちの誘惑をふりほどき、急ぎ足で、しかし迷惑になるので決して走らず冷静に、カフェスペースへ向かってほしい。そこに、限定の“賞味期限2時間スイーツ”が存在している。
これが、一部の六花亭でしか取り扱われていない「雪こんチーズ」。さくさくのココアビスケットに、濃厚なしっとりベイクドチーズケーキがサンドされているスイーツ。なぜ賞味期限が2時間かというと、ビスケットがチーズケーキの水分を吸収してしまうと、ウリであるサクサク感が失われてしまうからだとか。
さらに、賞味期限が3時間の「さくさくパイ」というスイーツも!
筒状のパイ生地にカスタードクリームがたっぷり入っていて、名前のとおり、たまらないさくさく食感が楽しめ、帯広名物としてリピーターも多い人気商品。賞味期限が3時間な理由は、時間が経つと“さくさくパイ”がクリームの水分を吸収して“しなしなパイ”になってしまうからだ。
ひと口食べると、「食べ物はでき立てが一番おいしい」という言葉を強く実感できる。賞味期限が2時間という儚さが、またより一層おいしさを倍増させているのだ…。今しか食べられないということを自分への言い訳にして、思う存分食べてもいのではと思えてきた。帯広に行った際は、是が非でも寄ってみることをオススメする。
(文/しらべぇ編集部・八木彩香)