仏教国タイだけど、実は2月まで延々クリスマス仕様の街並みが続きます…
こんにちは、しらべぇ海外支部タイからです。
今日はクリスマスですね! ニュースサイトやSNSなどでもクリスマスネタや写真が数多くアップされ、筆者も少しそわそわしています。
が、ここはタイ。常夏の国・タイの12月は乾季。朝晩の気温は20度前後と少し肌寒さを感じるものの、日中の気温は30度を超える日もあり、日本のように、冷えた空気の中に灯るロマンティックな光の感覚や恋人たちが身を寄せ合いたくなる寒さはなく、トナカイやサンタの似合うクリスマスらしさは望めません。
それでも、街中では大きなクリスマスツリーが至るところに飾られ、電飾に彩られた歩道やビルも目にすることができますし、スーパーやデパートにはクリスマスソングが流れています。
そうそう、この時期は屋台でも、クリスマスにちなんだ小物やグッズが出回ります。
ところで、このクリスマス仕様のディスプレイやイルミネーションは、なんと、2月のバレンタインまで続きます! カウントダウンが終わり、新年を迎えても、スーパーには“ジングルベル”や“ラストクリスマス”のBGMが流れ続けるのです。うーん…。日本人の筆者としてはかなりの違和感が否めませんが、綺麗なので良しとしましょう!
さて、言わずと知れた仏教国タイ。その宗教の内訳は、仏教94.6%、イスラム教4.6%、キリスト教0.7%(2011年10月2万7000世帯調査より)です。キリスト教徒のための本格的なミサは、24日のクリスマスイブに数少ない教会にて行われますが、日本と同様、本格的にクリスマスを教会で祝う人は少ないようです。
ちなみに、タイ人のみなさんに、こんなアンケートもとってみました。
「クリスマスには何をしていますか?」
・何もしない:15人
・家族とご飯:5人
・友人とご飯:2人
・恋人とご飯:4人
・旅行に行く:2人
・イルミネーションの写真を撮りに行く:2人
「プレゼント交換はしますか?」
・する 8人
・しない 22人
(※23歳~35歳のタイ人男女30名にインタビュー)
盛り上がりという目線では、正直いまひとつという結果でした。
がしかし、現在まさに日本ブームであるタイ。今後は、聖夜が恋人たちの“性”夜に変わり、プレゼントの用意に奔走し、KFCに長蛇の列ができ、クリスマスケーキを食べる…という日本のクリスマスのようになっていくかもしれません。
(文/しらべぇ海外支部・hiroko)