同性を好きになったことがある人は8.5%! 日本でも結婚式ってできるの?
昨今の世の中において、「同性を愛する人」はそう珍しいものではなくなったように思う。
一昔前は、そうした言葉に、悪口のイメージが強い時代があった(とんねるずのコント「保毛田保毛男」というキャラクターは有名)。しかし、ここ2~3年の間に、フランス、イギリス、ニュージーランド、そしてアメリカの多くの州が、同性同士の結婚を承認するようになっている。
また、日本ではカップルというより、マツコ・デラックスをはじめとしたバラエティ番組での存在感が支えている印象もあるだろう。
そこで、しらべぇ編集部では、アンケートサイト「マインドソナー」を使って、「同性を好きになったことがあるか」を調査した。結果は以下の通り。
■男性
好きになったことがある:7.2%
好きになったことはない:92.8%
■女性
好きになったことがある:9.9%
好きになったことはない:90.1%
女性の方が若干上回り、約1割が「同性を好きになった経験がある」と回答した。年代別に見てみると男女ともに20代が一番多く、男性:9.3%、女性:13.3%となっている。
日本では、同性婚は法的には認められていないが、世界の趨勢を見ると、もしかすると遠くない未来に承認されるのかもしれない。同性同士のカップルは法律上夫婦と認められていなくても、当然一緒に暮らすことはできる。そして、一部の式場に限られるが結婚式を挙げることも可能だ。
そこで、同性カップルへ向けたウェディングサービス事業を展開する企業「Letibee」の代表取締役社長である外山雄太氏にお話を伺った。
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Q:この事業を始めたキッカケとは?
A:
高校生時代、同性の先輩に恋をした時に付き合うことは叶いましたが、彼から言われた「今は幸せだけれど、いつかは別れなきゃね」という言葉が忘れられず、どうして自分の好きな人と一緒にいられないんだろうという気持ちをずっと持っていました。
大学生になり、欧米諸国での同性婚に関するニュースを見て、日本でも何かできることがあるのではないかと思い事業を始めました。
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Q:同性カップル向けウェディングサービスの具体的な内容とは?
A:
1)お二人の希望とらしさのつまった結婚式、式場のご提案
2)式場が対応しきれない細かな不安をサポート
3)結婚式というセレモニーだけでなく、男女の婚姻関係に代わる法的サポート
結婚式場紹介サポートは無料で行っております。式場での打ち合わせに同席するような手厚いサポートは、75,000円、125,000円と内容に応じてご用意しています。お二人にとって最高の式となるよう、具体的な希望をしっかりとヒアリングし、それぞれにピッタリの式や式場のご提案をいたします。
同性のカップルという理由だけで断られる式場もあるため、常に式場の情報更新を続けています。その他、ライフプランニングについてのカウンセリングは1万円、タキシード×タキシード:12万円~、ドレス×ドレス:15万円~になります(すべて税抜価格)。
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Q:一番心に残った案件を教えてください。
A:
先日行われたトランスジェンダー(性別違和)の女性と、女性を愛する女性との結婚式です。
当日はトランスジェンダーの女性のご両親が非常にナーバスになられて、女の子として育ててきた自分の子がタキシードを着ているのを直視できていないご様子でした。しかし、新郎に扮した彼女が「これまで大変なこともあったが、お父さんとお母さんの娘で本当によかった。ずっと二人の娘ということは変わらない。」と涙を流しながら手紙を読まれており、その後はご両親の顔が少し軽くなったようでした。
6ヶ月間の準備期間をずっとご一緒させていただいた私は、その言葉の重みに一人会場でぼろぼろ泣いてしまいました。
やはり、まだまだ日本は同性カップルが住みやすい環境とは言えないようだ。新宿二丁目でこそ男性同士のカップルが歩いていても違和感はないが、それ以外の街で同性カップルが手をつないでいたら、物珍しく見えてしまうだろう。
ただ、好きな人を素直に好きと言える、その自由は認められる国になるといいかもしれない。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年11月14日(金)~11月16日(火)
対象:全国20代~60代の男女1500名
(文/しらべぇ編集部・小林香織)