年越し蕎麦を食べる時間に戸惑う人が40%!年をまたいで食べる人の割合も判明
12月31日、大晦日の夜。蕎麦屋には1杯のかけそばを分けあって食べる母と子供2人がいた…
「一杯のかけそば」は、大晦日の夜に年越し蕎麦を食べにくる親子を中心とした感動のストーリーとして、一大ブームとなりました。以前紹介しましたが、年越し蕎麦は福岡が発祥と言われています。元々は「福そば」と呼ばれていたもので、翌年の福を願って食べたものが広まったものだそうです。今となっては、理由など分からずに「年越し蕎麦を食べないといけない!」との強迫観念に近い感情で蕎麦をすすっている人も少なくないのではないでしょうか。
さて、気になるのは、年越し蕎麦を食べるタイミング。そもそも晩御飯なのか、儀式だから食事とは違う位置づけなのか? そこで、アンケートサイト「マインドソナー」を使い、702人を対象に以下のような質問をしてみました。(調査期間:2014年12月18日~2014年12月21日)
■年越しそばを食べるタイミングが未だによく分からないと思う人
・YES:40.0%
・NO:60.0%
(%は四捨五入で算出)
実に40%の人が、年越し蕎麦を食べるタイミングに戸惑っているようです。女性は47%と、半数近くの人が良くわからないと回答。年代別でも30代が47%と、子育て世代の人がタイミングを分かっていないため、後世にもその影響は続くと考えられます。
しかし、名前が「年越し」となっている以上、年を越しながら食べるものと考える人もいるでしょう。そこで同様に「マインドソナー」を使い、550人を対象に下記のような質問をしてみました。(調査期間:2014年12月22日~2014年12月26日)
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■年越し蕎麦は年越し寸前から食べ始めるようにしている人
・YES:26.5%
・NO:735%
このように、4人に1人が年越し寸前から食べ始めていることがわかります。つまり、このみなさんは、除夜の鐘を聞きながらカウントダウンをしつつ、蕎麦をすすっているんですね…実に風情があります。
ちなみに、地域によっては翌日の朝食べるところもあり、一体いつ食べるのが正解なのかは、調べれば調べるほど迷宮入りしてしまいます。しかし、タイミングが分からないとはいえ、年越し蕎麦を食べ続ける習慣がなくなることはしばらくないでしょう。今年も、日本中でズルズルと蕎麦をすする音が響きわたる大晦日の夜になります。
(文/しらべぇ編集部・常時系)