YouTuberを掛け持ちしてる意外な職業とは?理由は本職給料が低すぎるから!

2014/12/31 09:00


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以前、しらべぇ編集部で絶対に付き合ってはいけない3大職業とは?調べてみたら実は「1大」だったという記事を公開したところ、大きな反響を呼びました。

バンドマン志望、芸術家志望と並び、絶対に付き合ってはいけない3大職業のひとつとしてピックアップされたのが、役者志望。「常にお金がない」「舞台公演のチケットの販売を手伝わされる」という理由が主なものでしたが、今回は役者経験がある方々21名に、“役者あるある”を取材してみました。

取材対象者は、役者として活躍している方ではなく、役者経験がある方です。映画、ドラマ、舞台では華やかに見える職業ですが、蓋を開けてみれば地味な世界…。それでは、役者経験者のあるある話をご紹介します。

■厳しい役者カーストの世界(32歳女性・Mさん)

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「高校、大学と演劇部で主役を務めていました。若かったこともあり、意気揚々と役者の世界に飛び込んだのですが、アルバイトをしながら稽古の毎日。お金はないし、役をもらっても出番はわずか。三十路を迎える手前まで頑張りましたが、結局劇団内という小さなコミュニティでも目立つことはなく、諦めました。正直、役者として売れるのは宝くじを当てるより難しいですよ」

当たり前といえば当たり前ですが、売れる役者はひと握り以下。現在第一線で活躍している役者はヴィジュアル面の優位さだけではなく、誰よりも演技力を磨くことに時間をかけ、運とチャンスをつかんだトッププレイヤーばかり。努力だけではピラミッドの底辺から抜け出せない、厳しい世界なのです。

■とにかくギャラが安い、YouTuberと掛け持ちも(28歳男性・Oさん)

「インターネットの普及で、ひと昔前に比べると自主制作で作品を発表する人が増えているそうです。僕も何本か出演したのですが、自主制作だから予算がない。『知り合いだからタダで出演してよ〜』と言われることもよくあります。映画館で公開されるような作品のエキストラで出演しても、1日拘束されて数千円が当たり前。自分に価値がないのはわかっているのですが、お金にならないと活動が続けられないし、モチベーションも上がりません

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画像引用元:YouTube

売れれば大金を稼ぐことができる世界ですが、売れなければ役をもらってもお金にはならない。Mさんは「自分に商品価値がないと言われているようで、ギャラを聞く度に落ち込んだ」と語っていました。役者として活動しながらユーチューバーを目指している方が増えているそうですが、どちらもお金にならず、結局辞めてしまい就職する人もいるとか。

■「いまでは良い思い出です」(36歳男性・Eさん)

「諦めてしまいましたが、いま売れている役者さんと共演することができたので、良い思い出です。普通ではできないような経験をすることができましたし、とにかく楽しかった。お金がないのに、公演の最終日に下北沢の安い居酒屋で打ち上げをしたり…。みんな働いたり、家庭を持ったりバラバラになってしまいましたが、年に一度は集まって思い出話に花を咲かせています」

否定的な意見ばかりではなく、良い思い出として好意的に受け止めている方もいました。当時の仲間は、喜怒哀楽を共有した戦友。お金では買えない、人生の財産としてはとても貴重なものだと思います。

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枠が決まっている職業が持つ運命…

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バンドマン志望、芸術家志望と同様、売れることが困難な役者という職業。映画、ドラマ、舞台といった作品を見ていると華やかな世界だと思いがちですが、裏側では現実的な泥臭い物語が展開されているようです。

役者に限らず、スポーツ選手やタレントなど限られた枠を獲得しなければスポットライトが当たらない職業では当たり前のこと。ですが、生の声を聞くことで彼ら彼女らの苦労と苦悩をより感じられたような気がします。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年11月14日(金)〜11月16日(火)

対象:全国20代〜60代 男女21人

(文/しらべぇ編集部・大川竜弥

舞台役者演劇
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