「いつも同じような服ばかり買ってしまっていまいちパッとしない私」を変えるたった3つのコツ

2015/01/03 12:00


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こんにちは、スタイリストの久保田フランソワです。

日本の女性、特にアラサー世代以上の方は「色(カラー)至上主義」で服を選びがちですが、これがパッとしない原因のひとつです。自分に似合う色、好きな色、手持ちの服に合わやすい色……いつもそういう基準で服を選んでしまってませんか?おしゃれが苦手な人ほど必要以上に色に縛られて、いつまでたっても同じような服という傾向が強いようです。

これは日本人に流れる「着物DNA」が原因かもしれません。着物の場合、シルエットはほぼ変わらないので「色や柄重視」で選ぶのが正解です。でも洋服の場合は断然「色柄よりもシルエット重視」で選ぶべきなのです。※ここでいう「シルエット」は服単品ではなく“全身のシルエット”

ということで、洋服選びのファーストステップがこちら。



①色は気にせずテイストとシルエットで選ぶ

ここではごく簡単に考えて、

『テイスト』……ガーリーな可愛らしさ、セクシーさ、メンズっぽいかっこよさ、ロックっぽさ、などなど
『シルエット』……タイト(ぴったり)めか、ゆったり余裕があるか

この程度の分けかたで十分です。手持ちの服と合わせるのに、色よりもまずこの2つを気にしていくと、服の選び方がガラッと変わり急激にオシャレっぽくなります。

ブランド品や高い服でなくて全然いいですよ?まずは安くておしゃれ感度の高いGU、フォーエバー21、H&Mあたりからチャレンジしてみてください。(20~40歳代、ものによってはそれ以上でも着られる服があります)

まずはこの考え方を大前提として、ステップ2へ行きましょう!


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②テイスト、シルエットは上下で異なるものを

たとえばトップスを女性的に可愛らしくしたら、ボトムスはメンズっぽく、とか。

下半身がゆったりめなら、上半身はタイトめとか。

上下で異なる要素・反対の要素を着る「カウンター・コーディネートというテクニックです。上下とも似たようなテイストや同じようなシルエットだと、いくら上手な色合わせだとしてもメリハリのない冴えないコーディネートになってしまいます。

<カウンター・コーディネートの具体例>

・ゆったりトレーナー×タイトスカート
・フリルカーディガン×ぴったりスキニーパンツ
・ふんわり女性らしいスカート×男っぽいライダースジャケット
・穴空きデニムパンツ(カジュアル)×サテンのドレスシャツ(かっちり)
・ガーリーなワンピース×スポーティなスニーカー
※上下一体型の服の場合は「服と靴」でカウンターを合わせる

いつもの買い方とは逆の発想、つまり「手持ちの服とは逆の要素」の服を買うようにしましょう。甘いものと辛いものを混ぜるからこそ、味に深みが出るんです。薄甘と薄甘を混ぜても意味がないですよね?ついつい、毎回「薄甘」な服ばかり買っていませんか?

そして、最後にステップ3です。


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③靴だけはお金をかける

「足元を見る」という言葉がある通り、靴はごまかしの効かない部分です。「安くてかわいく、足にあってる靴」を見つけるのは本当に難しく、自分ではちゃんと選んだつもりでも「安っぽくて微妙にズレたデザインの、ただ楽に履けるだけの靴」を買ってしまいがちです。おしゃれ初心者ほど、靴にお金を惜しまないでください。ユニクロのジーンズにユニクロのダウンジャケットでも、靴がルブタンなだけで一気におしゃれっぽく見えますから。

【Christian Louboutinクリスチャン・ルブタン】女性憧れのヒールブランド。履いた女性を美しく見せる魔法の靴。

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※画像は販売サイトのスクリーンショットです。

それと、ちょっと無理して買った高価な靴なら大事に歩くので長持ちするし、何よりも歩き方がよくなります。ダラダラと引きずって靴底を減らすような歩き方はできなくなるし、道の端や汚いところを歩かなくなりますよね。自然と姿勢がよくなり、スタイルがよく見えます。その意味では、なるべくヒールも高めの靴がよいでしょう。最低でも5~6センチ、できれば8~10センチ級のヒールにすると、単純にその分足が長く見えるのと同時に、強制的に「背伸びした姿勢」になるため、ふくらはぎが引き締まったとても綺麗な足に見えます。

「色々やってみてるけど、なんかアカ抜けないなあ」と思ってる方は、ぜひちょっとだけ“背伸びして”良い靴を買ってみてください。今までとは違った景色が見えてきますよ。

(文/久保田フランソワ

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