「絶対登ったほうがいい!」と即答する人も!富士登山のエピソードを聞いてみた
お正月に初日の出を見たという人もいるでしょう。新年に新たな気持ちで見る初日の出も美しいですが、日本一のご来光を見たいと思ったことはありませんか? そのときに真っ先に候補として挙げられるのは、富士山ですよね。一度は登ってみたいと思いながらも、なかなかチャレンジに踏み出せない人も、少なくなさそうです。
そこでしらべぇ編集部では、富士山の山頂に登ったことがある人から、そのときの体験談を伺ってみました。ぜひ登山する際の参考にしてみて下さい。
予想通りのつらさ!「高山病に」「友人と険悪に」
「自宅から出発、登頂、下山、帰宅までを一切寝ないで24時間以上のハードスケジュールをこなしたら、翌日まったく動けなくなった」(男性33才)
「一緒に登った人が遅くて、日の出を途中の登山道で迎えたという悲劇」(男性54才)
「友人5人と登ったが、1人が高山病になってしまい、残りの4人で交代しながらおぶって下りた」(女性55才)
「下りがキツすぎて、ほぼ無言に。友人と険悪になった」(女性26才)
噂に聞いている人も多いかもしれませんが、とにかくつらいということは覚悟しておいた方がいいでしょう。普段、岩のように強靭な肉体の人間たちとぶつかり合っている筆者の知人ですら、「かなりきつかった。途中でプロテインが切れた」と、珍しく弱気な発言をしていました。しかし、「しっかり準備しておけば問題はない」との声もあり、装備や食料などを中心とした事前準備と情報収集が、つらさ解消のカギとなってきそうです。
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耳より情報を紹介!「真夏でも15度」「男は横向きにしか寝れない」
「ツアーの団体と一緒になると、ガイドの人が様々な解説をしてくれるので、便乗できてかなりお得で面白い」(男性44才)
「富士山は真夏に登っても、5合目の時点で15度前後までしか気温が上がらない。頂上は雪が積もっていて寒かった」(男性29才)
「富士山の山小屋で泊まったとき、枕が隙間なく並べられていて、枕の幅だけが自分のスペースだったことに驚いた。男の人は横向きにしか寝られなかったほど狭い」(女性54才)
実際に登ったからこそわかる耳より情報も寄せられました。特に初めて登る人は、山小屋で一泊してからご来光を見るというスケジュールを組む人も少なくないでしょう。枕の幅だけが自分のスペースとは…。山小屋ではゆっくりリラックスできるという快適な登山環境というわけではなさそうですね。しかし、好きな人と一緒に行った場合、山小屋の状況に歓喜するのではないでしょうか。
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苦しい分だけ、幸せはある
「何度も登りたい山ではないけれど、一度は登っておきたい山です。一番の思い出は、やはりご来光でしょう。感動とはこういうことを言うんですね」(男性65才)
「山頂で食べられる1000円する素うどんが、極上」(女性31才)
「夜中から山頂を目指そうということで5合目から歩き始めたら、外は電灯もなく真っ暗で、星がものすごくきれいだった」(女性50才)
苦しみの先には必ず幸せがある。そのことを身をもって体感できるのが富士登山なのではないでしょうか。寄せられた意見のなかには、「つらかったけど、登ってよかった」というものが多くありました。筆者の周りにいる富士登山経験者たちにも感想を聞いてみると、ほとんどの人が何かに憑りつかれたかのように「絶対登ったほうがいい!」と前のめり気味で即答します。
皆さんも今年こそ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年12月12日(金)~2014年12月15日(月)
対象:全国20代~60代 富士山に登ったことのある男女80名
(文/しらべぇ編集部・八木彩香)