【正直に答えてください】友人が出世したら喜びと嫉妬どっちを抱く?1500人が答えたのは…
「実はオレ、課長に昇進することになったんだ」「えっ…!」
新年会が続くこの季節、学生時代の友人と同窓会を開いた人も少なくないのではないでしょうか。
つい先日、筆者が入った居酒屋で同窓会と思われる30代の若者集団の会話が耳に入ってきました。話題の中心はやはり当時の思い出話のようですが、時間の経過とともに話は最近の仕事の話へと移行していきました。
「みんな、最近仕事はどう?」
「まあまあだよ」
「実はオレ、そろそろ辞めようと思ってってるんだ」
ネガティブで意識の低い近況報告が続いているなか、一人だけ黙っている人がいます。
「おまえはどうなんだよ」
「実はオレ、課長に昇進することになったんだ」
「えっ…!」
一瞬の間のあと、焦ったように皆が「おめでとう!」と彼を祝福します。
「いやあ、すごいな!おまえみたいな優秀な奴が上司にならないとな」
「自分のことのように嬉しいよ!」
「子育ても順調だし、絶好調だな!」
「とんでもないよ。みんなありがとう」
友人の出世を喜ぶ仲間たち。そこには昔から変わらず互いを尊重しあう同級生ならではの関係が垣間見えました。
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「上司が見る目ないんだろ」「小さい会社だから」
ところが、先ほど出世を報告した彼が子育てを理由に帰ったすぐあと。場には不穏な空気が漂いはじめました。
「課長ってマジなの?オレたちの年齢で?」
「おかしいよな。上司が見る目ないんだろ」
「でもほら、あいつんとこ小さい会社だろ?」
「じゃあたいしたことないな」
そこでは嫉妬にしか思えないような会話が延々繰り広げていたのです。
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友人の出世、喜びより嫉妬の感情を抱くのは33.3%。若者はもっと多い!
男女1500人を対象にしたしらべぇによるアンケート調査によると、「友人の出世に対して喜びよりも嫉妬の感情を抱く」と答えた人は33.3%。3人に1人という割合ですから、上にあげた居酒屋での会話には簡単に遭遇できそうです。
この結果をさらに年代別に見てみましょう。
【年代別】
「同級生や友達の出世の話を聞くと、喜びより嫉妬の感情の方が大きい」と答えた人の割合
20・30代が37.7%ともっとも高い割合を示しました。この年代の人たちは、新人として横並びスタートを切ってから数年。いよいよ互いに差がつき始める年代と言えます。友人の出世同行に敏感になるのも納得できます。
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「何も嬉しいことなんてない」「出世して引っ越したのがムカつく」
友人の出世に嫉妬の感情を抱く回答者は、これまでどのような場面に遭遇してきたのでしょうか。寄せられた声の一部をご紹介します。
「一緒に地方配属になった同期が自分より早く本社へ。絶対おかしい」(20代・男性)
「それなりに仲がいいけど、出世して立場が変わったら別。疎遠になった」(30代・男性)
「ニコニコしてる肉食系の友人は『私でいいのかなあ』と言って出世していった。そういうのが本気でウザい」(30代・女性)
「他人の出世を喜んだところで自分になんの利益もないし。嫉妬するに決まってる」(30代・女性)
「もともと上から目線で話す友人だったので、イヤな予感しかしなかったが、やはりそうだった。何も嬉しいことなんてない」(20代・男性)
「出世して引っ越したのがムカついた」(30代・女性)
それぞれのエピソードが具体的なだけに、早く出世を成し遂げた人たちはまるで自分のことを言われているのではないか、という気持ちになったのではないでしょうか。
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なぜ嫉妬が生まれる?
寄せられた声を見てみると、友人に対して嫉妬の感情を抱く理由の一つに「互いの距離が近いから」というものがありそうです。かつては自分と同じような能力で同じ立場だと思っていた相手だからこそ、自分より先に出世されると「なんでアイツが!同じだと思ってたのに!」と嫉妬の感情を抱いてしまうのです。
「相手が自分と同じ」という前提は共感や仲間意識をもたらしますが、それが崩壊した瞬間に怨念が発生する可能性も否定できません。自分以外に決して同じ人はいない、他人を気にするのもよいが自分なりのレースを戦おうという気持ちをどこかで持ちあわせていることがこうした感情を抱かないためのポイントなのかもしれません。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年12月12日(金)~2014年12月15日(月)
対象:全国20代~60代の男女1500名
(文/しらべぇ編集部)