「和式トイレ」じゃないと使えない人は6.4%!意外にも20代に多いその理由は
この度、コチラのサイトにお邪魔することになりましたトイレ博士・トイレ芸人・トイレ人間のどきどきキャンプ・佐藤満春です。トイレが好きで毎月トイレのライブを開催中、そして毎週深夜3時半からトイレのラジオを放送中。トイレが好きなおじさんです。
今回私がしらべぇで調べたのがコチラ。「和式トイレじゃないと使えない人」を調べてみました。
公衆トイレで大きいほうをする際、個室が混んでいて行列になっていることってありますよね。更に「あれ?1つだけ空いてる?と思ったら和式だった!」という経験をした方も多いはず。洋式便器育ちの人にとって和式便器のあのしゃがみ式スタイルはもはや異文化ですよね。
結果…
「和式便器じゃないと用を足せない人」は6.4%でした。
この数字までは予想通りです。では、どういうことかご説明しましょう。家庭における洋式トイレの普及率は9割を超えていると言われています。日本に洋式便器が普及したのは1970年代後半から1980年代。1980年にTOTOから「ウォシュレット」が発売されたことも、洋式の普及に一役かったと言ってもいいでしょう。
私が1978年生まれの30代後半であることを考えると、今40歳以下の人はトイレ人生のほとんどを洋式便器と共に過ごしたと言っても過言ではないかと。家庭のトイレが洋式になってきた頃から少し遅れて、公衆トイレも洋式化されていきます。そして最近、ようやく学校のトイレも洋式が数多く設置されはじめています。
衛生陶器自体の寿命は軽く50年は越えます。何しろ衛生陶器は焼き物なので、一生物なんですね。ですから一度設置すると数十年は使うことになります。数多く建築される一軒家やマンションに比べ、デパート、公衆トイレ、学校などは一度建設されると数十年は同じものを使うわけです。ですから、上記の「洋式トイレの設置は場所によりタイムラグが出る」ということになるんです。
予想外なのはここから。この6.4%の内訳で一番数が多かったのはなんと20代なんです。20代の16.7%が「和式トイレじゃないと使えない」と答えていました。50代、60代の方で「生まれ育ったやり方でないと用が足せない」という方が圧倒的に多いと勘違いをしていました。むしろ50代60代は新しい文化である洋式便器を受け入れている模様です。
ここからは予想ですが、20代の人で和式支持派の方は2パターンいるはずです。
①学生時代に頻繁に和式トイレで用を足していた人
②大人になってから和式トイレに出会い、はまった人
①は学校でトイレが居心地のよいものになっていた人であれば、可能性があります。そして②です。やはり、経験した上で好まない人よりも、新たに発見したからこそはまった、ということもあるのではないか? と予想できます。
温故知新ではないですが、今後もしかしたら「和式トイレ」を新しいものと捉えた世代から、和式トイレブームが巻き起こるかもしれません。
みなさん、和式トイレをみつけたら、久々に使ってみては? もしかしたら、意外にあなたがはまるかも、しれません。ではまたどこかのトイレでお会いしましょう。
ジャー!
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年12月12日(金)~2014年12月15日(月)
対象:全国20代~60代 男女計1500名
(文/どきどきキャンプ・佐藤満春)