【傷つく一言】なぜ女子は筋トレを始めた男子に「じゃあ腹筋割れてる？」と聞くのか

2015/01/13 09:00

筋トレを始めたばかりの男子が言いがちなあのセリフ

正月休みが終わったこの時期、「正月太り」に気づいてダイエットを始めた方も少なくないのではないでしょうか。ランニングなどの有酸素運動はもちろん、ついでに腕立て伏せや腹筋などの筋トレに取り組むことで、たくましい身体を手に入れるようと努力する男性もいることでしょう。

そんな「筋トレを始めたばかりの男子あるある」の一つに、最近自分が筋トレを始めたことを他人に言いがちというものがあります。

ところが、それがきっかけとなって男性が傷ついてしまうケースもあるようです。みなさん、こんな内容の男女の会話に聞き覚えはありませんか？

【会話例】

男性）俺さ、最近筋トレ始めたんだよね

女性）あ、そうなんだ！すごいね、じゃあ腹筋割れてる？

男性）い、いやそれはまだだけど…

女性）なーんだ。友達の彼氏が腹筋割れてるんだよね

男性）（うっ…どう答えたらいいんだろ…）

筋トレを始めたことを宣言すると、すぐに腹筋が割れているのかどうかを確認する女性。まるで、腹筋が割れていなければそれは筋トレをしたことにはならないと言わんばかりの態度に男性は萎縮してしまったようです。

男女かかわらず過剰な「腹筋割れ」幻想を抱かれがち！？

このように、男女かかわらず相手に筋トレ宣言をされたときに腹筋が割れているかどうかをすぐに尋ねる人が少なくないようです。

むろん、さきほどの会話例においてこのような質問をした女性が悪いわけではありません。ところが、男性のなかには一方的に「筋トレをしているなんて言わなければよかった」「格好悪い姿を見せてしまった」と落ち込んでしまうケースもあるのです。

腹筋を割るには？

実は、筋トレを始めたばかりの人にとって腹筋が割れている状態にすることはそう簡単なことではありません。腹筋の周りを覆う脂肪が落ちていることに加え、筋肉がそれなりについていなければならないからです。

つまり、「お腹の肉を落とすこと」と「お腹の筋肉をつけること」という２つの変化を自分の身体にもたらさなくてはならないのです。

したがって、最近筋トレを始めた人がわずか数ヶ月で腹筋を割ることはかなり難しいのです。そのように考えると、先ほどの会話例にあがった女性の質問がいかに「ハードルの高い」ものだったのかがよくわかります。

「腹筋割れてる？」に対してどのように対応すればよいのか

では、上に挙げた会話例において、男性はどのように返答すればよかったのでしょうか。何人かの男性に伺ったところ、一人変わった回答を得ることができたのでご紹介します。

合コンの場でしばしばこのような質問に遭遇するという20代の男性（飲食店勤務）は「論点をズラすことが重要」と言います。

●20代男性Aさん（飲食店勤務）の会話例

男性）最近筋トレ始めたんだよね

女性）へぇ！じゃあ腹筋割れてるんだ？

男性）腹筋以外もがんばってるから肩もけっこうついてきてるんだ、ほら見て

男性、腕や肩を相手女性の目の前に見せる

男性）触ってみてよ、硬いでしょ？

女性）ほんとだ、すごい！

このように、「腹筋が割れているのかどうか」という話から、「筋トレの効果が出ているのか」という話へと論点をズラしてしまいました。

Aさんいわく、「筋肉がついている男性のほうがたくましい」と考える女性のなかには、その部位として腹筋を想起する人が少なくないと言います。しかしながら、このように比較的筋トレの効果が出やすい肩や腕の話をすることで腹筋が割れていないことがバレずにすみ、またそれなりについた筋肉を見せることで相手に好印象を抱かせることに成功するというのです。

とはいえ、本当は割れた腹筋を手に入れたいと考える男性も少なくないでしょう。腹筋を割るためには、日頃の筋トレに加えて食事制限や有酸素運動を組み合わせることが効果的だと言われます。正月太りで身体が怠けてしまった方は、これをよいきっかけだと思って運動を始めてみてもよいかもしれません。

（文／しらべぇ編集部）