【松澤千晶のアニメめくるめく世界】きっと誰もがシンデレラ…「アイドルマスター シンデレラガールズ。」

コラム

2015/01/14 18:00

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こんにちは、フリーアナウンサーの松澤千晶です。私はアニメを見るのが大好きなのですが、1月から様々なアニメが始まり、毎晩とても忙しく過ごしています。

とりあえず新作は時間の許す限り一通り見てしまうのですが…そこで、ふと、1話にして心を掴まれてしまったアニメ作品がありました。

そう、それがアイドルマスター シンデレラガールズです。


 

■アイドルマスターとは

ご存知の方も多いと思いますが、アイドルマスターとは、プレイヤー自身がプロデューサーとなってアイドルを育てるというシミュレーションゲームで、2005年にアーケードゲームから始まり、アニメ化、映画化など様々な展開をしている10年来の人気を誇るプロジェクトです。

大変申し訳ないことに私自身ゲームは通っておらず、かなり遅れてアニメ作品を見たもので、語るなんて烏滸がましいのですが…2011年にアニメ化された『THE IDOLM@STER』は今見ても素晴らしい作品です。

765(ナムコ)プロダクションという芸能事務所を舞台に奮闘するプロデューサーとアイドルたちの輝きの過程が丁寧に描かれていて、まるでドキュメンタリーのよう…いえ、実際にキャラクターを演じている方々によるライブもありますから、もはや中の人が中に留まっていない、架空でありながら実在している不思議な物語なのですね。

そして今回新たにアニメ化されたのが、その「アイドルマスター(THE IDOLM@STER)」と同じ世界にある別の物語『アイドルマスター シンデレラガールズ』なのです。

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■アイドルマスターシンデレラガールズとは

こちらのアニメも前作と同じく育成シュミレーションゲームを原案としたもので、346(ミシロ)プロダクションという芸能事務所を舞台にしています。これまでのアイドルマスターを知らないけれど大丈夫かな?と思う方もいらっしゃるようですが、アニメ作品としては続編ではなく世界観が引き継がれているだけなので初見でも楽しめます。と言いますか、楽しめました。

■アイドルたちはもちろん、プロデューサーの存在までもが。

基本的に「プロデューサー」は原作にあたるゲームではプレイヤーなので名前のない登場人物なのですが、アイドルたちを育てる物語の主軸として描かれています。

突出した個性は無いかもしれないけれどひたむきで頑張り屋さんな島村卯月ちゃん、クールだけど女子高生らしい妙な色気と可愛らしさのある渋谷凛ちゃんに、プロデューサーが声をかけるところから始まりますが…このプロデューサーの動向があまりにも不審で、アイドル以上に気になってしまうのです。

前作の朗らかで爽やかなプロデューサーとは打って変わって、無口で、無表情で、ゴルゴ13のような面持ちで、巨神兵のような容相で、(個人的には南国少年パプワくんに出てきそうだと感じましたが)お世辞にもこの業界に向いているとは言えないような…こんな人に声をかけられたら、普通は走って逃げてしまうでしょう。何故この人はこの道を志したのかと、彼の背景ばかりが気になってしまうのです。

しかしながら、ほんの少し不器用なだけで、人の目を見てきちんと両手で名刺を渡すその礼儀正しさから、彼は既に多くの視聴者を魅了しているようです。

インターネットではお馴染みの「画像下さい!」といった動きや、前作のプロデューサーとの2次創作が盛り上がっているようで、早くもプロデューサーのファンが続出しています。

これは実に良い事ですね。本来ならばアイドルの女の子たちに男性は近寄って欲しくないところですが、このプロデューサーならば…と思わせてくれる何かがあります。そして何より、アイドルグループが愛されるにはプロデューサーへの信頼が第一ですから。

■シンデレラは女の子だけじゃない

このようにして、アイドルだけでなくプロデューサーの成長をも見守りたくなるアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』。まだまだ始まったばかりなので全くわかりませんが、もしかしたらプロデューサーの彼こそがシンデレラなのかもしれません。

それにしても、ラブライブ!から、アイカツ!にアイマス…私はいつからこんなにアイドルアニメを見るようになってしまったのでしょう。いつの時代も頑張る姿は美しいものですから、仕方ありませんね。

今期は男性アイドルの成長と葛藤が描かれている『少年ハリウッド‐HOLLY STAGE FOR 50‐』もとても面白いので、女性アイドルとはまた違った世界を楽しみたい方は、こちらも是非ご覧下さい。

※画像は「アイドルマスター シンデレラガールズ」オフィシャルサイトのスクリーンショットです。

(文/フリーアナウンサー・松澤千晶