ヨーグルト無関係の「ヨーグルト女王」も選ばれる!? ブルガリアのヨーグルト祭り
ブルガリアといえば、まず真っ先に「ヨーグルト」を頭に思い浮かべる人が多いと思いますが、そのイメージ通り、ブルガリア人は年間1人当たり約29kgもヨーグルトを消費しているそうです。これは日本人の約5倍の数字。いかに多いかがわかりますね。
そんなブルガリアのラズグラッドという都市で、毎年7月末に「ヨーグルト祭り」なるイベントが開催されているのをご存知でしょうか? ブルガリアの3大祭りのひとつとして現地では有名なこのイベント、そのプログラムには、ヨーグルト女王を選ぶコンテストがあるそうです。ヨーグルト女王とは一体なんなのでしょうか? そんな気になる祭りの魅力をご紹介しましょう!
■ヨーグルト女王の審査基準とは?
3日間に渡って行われる祭りには、民族衣装を着たグループによる歌や踊りのパフォーマンス、レストランや各家庭によるヨーグルト料理コンテスト、ヨーグルトスープの早作り競争、ヨーグルトマーケットの出店と、ブルガリアの文化を思う存分味わえる演目が盛りだくさん。コンテストで作られた料理は試食できるそうなので、本場のヨーグルトをたっぷり堪能できるのも嬉しいポイントですね。
これだけでも十分楽しめそうですが、地元男性が目を輝かせるとっておきのプログラムがあります。そう、それが「ヨーグルト女王コンテスト」。言葉から連想すると、「ヨーグルトの大食い女王?」それとも「生まれた時からヨーグルトを食べ続けている素肌美人?」こんな考えが頭をよぎるかと思います。
実は、女王になる審査基準のポイントは、こちらの2つ。
1:見た目の美しさ
2:ユニークさ
「え、これだけ?」と拍子抜けした方も多いのでは? そうです、「ヨーグルト女王」と大々的に掲げておきながら、ヨーグルトはまったく無関係。いわば、ただのミスコンです。美人でおもしろければ何でもアリ、ということですね。
ちなみに、このコンテストは、ブルガリア人以外に、トルコ・ロシアなど近隣諸国の在住者も参加が可能。美人揃いで有名な国ばかりなので、今年もハイレベルな競争が繰り広げられることが予想されます。一度、本場のヨーグルト美人にお目にかかりに、ブルガリアを訪れてみてはいかがでしょうか?
※画像はYouTube「VOL.11 かおるん♪の『ヨーグルトフェスティバル1』」のスクリーンショットです
(文/しらべぇ編集部・小林香織)