カフェ経営から文具店まで…2015年の受験生はここまで器用になんでもこなす!
先日、大学入試センター試験が終わり、いよいよ本格的な受験シーズンに突入した。ところで、受験生時代真面目に机に向かっているはずなのに、なぜかテストの点数が悪い人を見かけたことはないだろうか。みんなより明らかに勉強している姿をよく見かけるのに、追試をいつも受けている。実は、彼らは机の上で勉強をしているように見えて違う競技に取り組んでいることも少なくない。
今回は、机の上で繰り広げられる勉強以外のマイナースポーツをご紹介しよう。
異常に上手くなってしまったペン回し
とりあえず机に向かってペンを握っている時間が長いからか、ペン回しが異常に上手くなっている人がいる。その様子は、まるでスポーツの試合に取り組んでいるかのように真剣そのものだ。
実は、我が国には「ペン回しフェスティバル」というペン回しのテクニックを競い合う大会があるそうで、次回は2015年8月29日(土)、東京での開催が予定されている。自信のある人は参加してみてはいかがだろうか?
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机の上でカフェを営業
お気に入りのコーヒーを買って、小腹がすいたときのエネルギー補給のためにクッキーを。のどの渇きや空腹など、勉強の妨げになりうるものを回避するための環境作りの手順はピカイチ。これはもはや勉強ではなく経営、あるいは空間デザインである。空間へのこだわりが偏差値へのこだわりを捨てることにつながってはならない。
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タワレコの試聴コーナーにいる客が自習室に
周りの声を遮断して集中するために、イヤホンで音楽を聞く受験生も少なくないだろう。一見、真剣な表情で勉強しているが、実は音楽に最大限に集中し、歌詞ばかりが脳にすりこまれている可能性も否めないのではないだろうか。
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最新グッズをなんでも揃える!小さな文房具店を開店
近頃は、様々なおしゃれ文房具が出ている影響もあってか、それをいち早く駆使したがる受験生も少なくない。ボールペンなのに付属のゴムのような部分でこすると消えるフリクションボールペンや、やわらかいクレヨンのような滑らかで心地よく線を引ける蛍光マーカーなど、便利グッズを揃えるのは大得意。机の上で楽天市場を開いているようなものである。
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複雑な記号ゲームを展開
わからないところはとりあえずしるしをつけ、後でもう一度復習するスタイルをとっている受験生は少なくない。ただし、何事にもバランスは重要。彼らのテキストの中には、できなかったところに付ける「星マーク」を問題の9割につけてしまっている場合もあるとか。
また、「解いてみて2回目もわからなかったところは丸で囲む」「全く解けなかった問題にはバツを付ける」など、独自のルールを設定しすぎて、他人が見るとわけがわからなくなっているケースも少なくない。
当初は勉強に取り組むつもりだったものの、次第にグッズや雰囲気づくり、他のゲームに熱中してしまい、本来の目的を忘れてしまいがちなこれらの行動。何かに熱中することはよいことと言われているが、それにいつ熱中すべきなのかは吟味が必要なのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・八木彩香)