女性がパンティ履かずに出歩くときって?59才「開放感から」22才「漏らしたから」ほか
女性がパンティ履かずに出歩くときって?59才「開放感から」22才「漏らしたから」ほか。
昔はみんなノーパンだった
かつて我が国の女性はパンツを履かずに外出することが一般的だったことをご存知でしょうか。和服を着ることが多かった昭和初期、女性にとって下着はパンツを意味するものではなかったといいます。
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白木屋火災がパンツを履くきっかけというのはウソ
ところが、それが変わるきっかけとしてしばしば指摘されるのが1932(昭和7)年東京日本橋で起きた百貨店・白木屋(現在は閉店)の火災です。当時パンツを履かずに和服を着ていた女性従業員たちは、火災中のビルから避難する際に服がめくれて下半身が露出してしまうことを避けるために裾を押さえた結果、避難するロープから手を離してしまい転落死を遂げたといいます。
この惨事がきっかけとなり、我が国で女性がパンツを履くことが一気に広まったというのです。
ところが、こうした説は井上章一さんの著書『パンツが見える。ー羞恥心の社会史』(朝日新聞社)の検証によると、全くのデタラメだと言います。
著書によると、我が国で女性がパンツを履くようになったきっかけは元々「貞操帯」としての側面からという理由が大きかったようです。その後、パンツを履くことが一般的になってから「パンツを見られることは恥ずかしいこと」という羞恥心が女性のあいだで広まったそうです。つまり、女性は近代のある時期において「恥ずかしいからパンツを履くのではなく、パンツを履くから恥ずかしい」という恥じらいのパラダイムシフトが起きていたのです。
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2014年私たちがパンツを履かずに外出した理由
というわけで、今回はノーパンがテーマです。パンツを履くことがすっかり一般化した2015年ですが、しらべぇでは「ここ1年間でパンツを履かずに外出したことがある女性」にそのエピソードを伺ってみました。その一部をご紹介しましょう。
■おもらし
・パンツをある理由で濡らしてしまったから(22才・兵庫)
・この年になってやってしまった…(29才・石川)
・漏らしてしまってトイレでパンツを捨ててから、ノーパンドライブで帰宅しました(33才・静岡)
■なんでも試したい好奇心から
・ノーパンで外出したらどんな気分なのかと思ってやってみた。(23才・埼玉)
・ゾクゾクした気分を味わいたかったから (56才・東京)
・大切な人から「試してみなよ」と言われて(59才・福岡)
■忙しすぎたから?そんなことあるのか!?
・日常があまりに忙しすぎて、気が付いたらそうなった。スパッツをはいていた(44才・神奈川)
・お風呂上りにパンツがみあたらなくて、面倒ではかずに寝て、そのままでかけた(25才・埼玉)
■ノーパン健康法
・坐骨神経痛が痛かったから(54才・埼玉)
・開放感の一言(59才・大阪)
・夏、ジーパンが暑苦しかった(65才・千葉)
女性たちから寄せられた回答のなかには、みなさんの想像を超えるものも含まれたのではないでしょうか。いくら多忙な現代人だからとは言え、パンツを履くことを忘れてしまうケースを耳にしたことのある方はほとんどいないでしょう。
かつては羞恥心がなかったとはいえ、近代において生み出された「パンチラに興奮する男性」によって犯罪が多発している現代社会。ノーパンで出歩くことは個人の自由意志ですが、それがきっかけとなり事件が発生しないことを祈るばかりです。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年1月16日(金)~2014年1月18日(日)
対象:全国20代~60代 直近1年でノーパンで外出したことがある男女計31名
(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)