【何でも右へ倣えの思考?】○人に1人は取引先からカレンダー以外を欲しがってます!
定番!取引先からカレンダーをもらう日本企業
2015年が始まってもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。今から一ヶ月前、営業職の方の中には年末の挨拶として取引先にカレンダーを配った方も多いのではないでしょうか。
彼らが取引先にカレンダーを配る意図は明白です。取引先のオフィスに自社カレンダーを掲げてもらえれば、毎日自社名が目に入るのため、やがて取引が生まれるかもしれないと考えるからです。
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どの会社もカレンダーを配れば…共有地の悲劇が起きる!
ところが、一見合理的に思えるカレンダー配りですが、これを多くの企業が行った場合、意図せざる結果を招くこともあります。数社からカレンダーを受け取れば、取引先はその中の一部のみを使わざるを得ません。つまり、自社のカレンダーを使ってもらえない可能性があるのです。となると、カレンダー配りはコストの無駄使い以外の何物でもなくなりますよね。
実は、カレンダーを受け取ったことのある人たちの中には、この状況に不満を持つ人も少なくないのです。
以下のアンケート結果は、それを明白に示しています。
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3人に1人はカレンダー以外を貰いたがっている
【質問】 年末に取引先等から、カレンダー以外のものをもらいたいと思ったことがありますか?
・思ったことがある:32.4%
・思ったことがない:67.6%
約3人に1人はカレンダー以外のものをもらいたがっているという結果が得られました。
この数値、男女別で見ると男性が31.9%に対し、女性は33.5%。女性のほうがよりカレンダー以外のものを欲しがっているのです。
【女性・年代別】 年末に取引先等から、カレンダー以外のものをもらいたいと思ったことがある人の割合
・20代女性:26.7%
・30代女性:40.5%
・40代女性:37.5%
・50代女性:34.6%
・60代女性:12.5%
特に30代女性の40.5%がカレンダー以外のものをほしがっており、決して無視できない数値となっています。
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カレンダー以外でもらって嬉しいものは?
では、彼女たちはカレンダーではなく何を欲しがっているのでしょうか。回答者から、過去にカレンダー以外でもらって嬉しかったものを伺いました。
「イラストがあしらわれたトイレットペーパーをもらった。家に持ち帰ったら子どもが喜んでいた」(人材・33才)
「社名が入った安い駄菓子。すぐに食べ終わったけれど印象に残った」(IT・38才)
「干支にちなんだグルメマップを配る取引先がある。2015年はひつじ年だったので都内のラム肉、ジンギスカン料理屋がのったマップだった。カレンダーより存在感があったしめっちゃ使える」(広告・29才)
「前の職場の取引先から入浴剤をもらった。一回の使い切りだったけど色が鮮やかだったので今でも覚えてます」(医療・40才)
「社名が入ったお餅をもらった。年末だったので助かったし、しっかり社名も見てもらえるので賢いと思った」(商社・41才)
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椅子の数が少ないゲームに参加するのはやめるべき!?
女性たちがカレンダー以外にもらって嬉しかったものは、どれもカレンダーのように1年間で使い切るものではないものの、他社と差別化され記憶に残りやすいものばかりでした。
たしかに、カレンダーをもらうこともありがたいのかもしれません。しかしながら、そのうちオフィスやデスクで採用されるのはせいぜい1~2個。椅子の数が少ないゲームに参加するより、誰も目をつけていないものを差し出すことで自社の存在感を示し、印象に残してもらったほうが合理的なのかもしれません。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年1月16日(金)~2014年1月18日(日)
対象:全国20代~60代 男女計1500名