東京・池ノ上の「並ばず食べる」絶品カレー!日本人の冬とカレーの関係性も調査

2015/01/23 07:00

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カレーは「日本の国民食」と言われる。実際にインド人が日本でカレーを食べると、「これは美味しい!なんていう料理?」と質問することが珍しくないとも聞くほどだ。

そもそも、日本でのカレーのルーツはイギリス。インドを植民地支配したイギリスにカレーが伝わり、明治の文明開化を機にカレーはここ日本に舞い降りた。

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時が過ぎ、今や日本には、こだわりの店からチェーン店まで多くのカレー専門店があり、行列ができる店も多数。そんななか今回は、「並ばず食べれる絶品カレー」を紹介したい。訪ねた先は、東京・渋谷駅から3駅、井の頭線・池ノ上駅から徒歩1分の「キムラレストラン」だ。

来日して20年以上経つというオーナーシェフのダスさんは、インドのお隣バングラデッシュ出身。日本でフレンチ、イタリアン、和食など様々な料理を学び、このカレー店を構えた。

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ランチに伺い、オススメを頼むと出てきたのは「チキンカレーセット」。ライスが黄色いのは日本の米にターメリックを混ぜて炊いているため。味の感想を端的に言えば、「本格的であり、日本人仕様」。長年日本で修行を積んでいるからこそ知りぬく“日本人嗜好”が本場の味に加味され、「日本人のためのカレー」に仕上がっているのだ。

そして、カレーとあわせてオススメしたいのがラッシー。のどごしがよく、飲みやすいのだが、なんとも言い難い心地よい後味が抜けるのだ。強いて例えるなら塩味というべきか? この“後味”は企業秘密で、「絶対に教えられない」とダスさんは胸を張る。男性でも満足できる量があって1000円とは、コストパフォーマンスも上々。

しかし、ダスさんは、「日本人は寒いとカレー食べないね…」と苦笑いする。ダスさんいわく、日本人は冬、ラーメンや鍋などの「汁物」を欲するとのことだ。

そこで、「カリー屋カレー」や「バーモントカレー」でおなじみのハウス食品へ取材を敢行した。広報の前澤氏によると、レトルトカレーに関して言えば、「年末年始が最需要期です」とのこと。

「忙しい年末に簡単に昼食を済ませたり、冬休みの子供の昼食需要、また年始におせち料理以外で通常食に戻りたい時の個食対応需要」などが要因と分析する。ちなみに、冬に次ぐのが夏。「食欲のない時の食欲増進、室温上昇を嫌っての調理済商品需要、夏休みの昼食需要」が要因と分析している。

つまり、日本人は四季に合わせて「食を楽しむ」習慣を持っているとはいえ、カレーに関して言えば、オールシーズンで食べていると言えるだろう。「カレーにハズレなし」とも聞くが、せっかく食べるのであれば、少しでも美味しいカレーに出会いたいものだ。

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※キムラレストラン
TEL 03‐3411‐1009
東京都世田谷区代沢2‐42‐8
月曜定休 ランチ11:00~15:00、ディナー17:00~23:00

(文/しらべぇ編集部・武広しんじ

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