「キンタロー」じゃダメですか…?Webライター泣かせな名前の有名人トップ5
飽和状態といっても過言ではないほど多数存在するネットメディア。大手ポータル系のニュースサイトから独立系ニュースサイト、そして昨今ではバイラルメディアと呼ばれる形態のサイトが登場したり芸能ニュースを紹介する個人ブログも乱立したりと、1日に数千もの“記事”が配信されている。
それら記事に芸能人の個人名が登場する際、ライターが注意しなくてはならないのが、名前を正確に表記するということだ。誤字をふせぐため、Wikipediaやオフィシャルサイトから「コピペ」するライターが多数だと思われるが、今回はそれぞれの側面で“ライター泣かせ”な名前を持つ芸能人・有名人を5人紹介しよう。
●水卜麻美(日本テレビアナウンサー)
ご存知、幅広い世代に大人気な日テレの看板アナ。いまでこそGoogle検索で「みうらあな」と打てば彼女の正確な名前が記載されたサイトが自動的にトップに表示されるようになったが、人気上昇期の頃は、検索でもなかなか彼女の名前に出会うことができなかった。
なにより彼女が泣かせてくるポイントが、「みうら」を変換しても「水卜」が出てこないことだ。「みず」「ぼく」とそれぞれ変換しなければならないのである。彼女の愛称は「みとちゃん」だが、もちろん「みと」でも「水卜」は出てこない。
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●矢口真里
こんな簡単な名前なのになぜ…と思うかもしれないが、彼女はなかなかの“誤字製造機”だ。とある事情で長きに渡って芸能ニュースにおける登場頻度が非常に高かったこともあり、彼女の名前を誤って記載する記事はしばしば見かけた。
どのように間違えているかというと、ずばり「真理」と表記してしまっているのだ。簡単な名前であるからこそ、「これでいいはず」と確認を怠ってしまうライターが続出したのだろう。意外な落とし穴である。
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●草なぎ剛
ライター泣かせの権化的存在。“なぎ”の字が環境(機種)依存文字であるため、ネット媒体では「草なぎ」と表記するのが一般的。「SMAPの草なぎ(弓へんに剪)剛」とするパターンも定番だ。
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●キンタロー。
なぜ、句点を付けるのか…。「モーニング娘。」で有名なこの“句点付き”システムだが、どう泣かせてくるかといえば、体言止めができないのだ。正確に表記して体言止めしようと思えば、「キンタロー。。」としなければならない。句点が2つ続くと、なんとなく切なさがにじみ出てしまうし、Wordは「間違ってるよ!」と赤文字で反応するのである。
キンタロー。が登場する記事では、ぜひ文の語尾に注目してほしい。稀に、ライターの苦労の結果が読み取れる場合がある。
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●藤岡弘、
そんな“句点付き”を超えてくるのが、俳優・藤岡弘、の「読点付き」システムである。実は「モーニング娘。」より先に句読点を付ける前衛的発想をしていた藤岡。キンタロー。と違って苗字のみで表記することが可能であり、ひとつ前の文のように体言止めは可能なのだが、書き出しが大変だ。「俳優の藤岡弘、が、」となるのである。藤岡が登場する記事では、ぜひ書き出しに注目していただきたい。
以上、5人のライター泣かせな面々を紹介してきたが、ネット検索が発達しWikipediaのようなサイトも用意されている現代は、ネットが浸透していない時代に記事を書いていたライターの方々にしてみれば、考えられないほど便利な時代だろう。タレント名鑑から正確な表記を探されていたかと思うと、頭が下がると言わざるを得ない。
※画像は「キンタロー。オフィシャルブログ」のスクリーンショットです
(文/しらべぇ編集部)