シャンパンとスパークリングワインの違いって? 20代の53.3%が「わからない…」
ある夜イタリアンで
雰囲気がよいイタリアンに入ったとき、最初の一杯にスパークリングワインを選ぶ人も少なくないのではないでしょうか。食前酒としてしばしば飲まれるスパークリングワインは、さっぱりとした柑橘系の香りと炭酸の刺激が口内に広がり、一気に食欲を高めてくれるといいます。
ところで、スパークリングワインを飲んでいる時に「それ、シャンパンじゃないの?」と同席していた友人に聞かれた場合、なんと答えますか? メニューにはスパークリングワインと書かれているので、いま飲んでいるのがシャンパンではないことがわかっているとしても、その違いを明確に答えられない人も少なくないといいます。もしかしたら両者は同じ飲みものかもしれない。実は名称が違うだけなのかもしれない…。そう考えれば考えるほど答えに窮してしまうケースがあるそうです。
今まで曖昧な知識で済ませていたことのツケがまわった瞬間です。
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20代は半数以上が違いを知らずにシャンパンを注文してた!
しらべぇ編集部の調査によると、シャンパンとスパークリングワインの違いを知らない人は決して少なくない数で存在しているようです。以下のアンケート結果をご覧ください。
【質問】シャンパンとスパークリングワインの違いがわからない人の割合
20代:53.3%
30代:42.7%
40代:42.0%
50代:47.0%
60代:44.3%
20代は過半数が両者の違いがわからないと回答しています。この中には、両者の違いがわからないながらもメニューに表記されたシャンパンをなんとなく頼んでいた人も当然含まれるでしょう。
一体、両者の違いはどこにあるのでしょうか。
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シャンパンとスパークリングワインの違いは?もっとも簡単な説明は「地酒」
シャンパンとスパークリングワインの違いは、以下のようにシンプルに説明ができます。シャンパンはスパークリングワインの一種で、フランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインのことをシャンパンと呼びます。言い換えれば、シャンパンはスパークリングワインにおける地酒の一種という捉え方が最もわかりやすいでしょう。
また、スパークリングワインの中にはシンプルにワインの中に炭酸ガスを封じ込めてつくられるものも少なくありませんが、シャンパンは通常の醸造されたワインを再度瓶の中に入れ、糖分と酵母を加えて密栓し、それをあらためて発酵させる「瓶内二次発酵法」という方法でつくられる特徴があります。
ここまで詳しい説明はできなくとも、「シャンパンとスパークリングワインの違いって?」と聞かれたら、「シャンパンはスパークリングワインの地酒だよ」とサラリと説明すれば、両者の違いを知らずに恥ずかしい思いすることはなくなると言えるでしょう。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年1月16日(金)~2014年1月18日(日)
対象:全国20代~60代 男女1500名
(文/しらべぇ編集部)