元家庭教師が伝授!受験生に教えたいけど教えられない効果抜群の英語勉強法とは?

2015/01/30 21:00

juken

大学受験の最重要科目、英語。文系であろうが理系であろうがしっかりと勉強しなくてはならないことは言うまでもない。しらべぇ編集部では先日、センター試験の英語で満点を獲得したことのある20代の男女計5名に、「効果的な受験英語の勉強法」について取材を試みた。

しかし、これといって“目からウロコ”と言えるような勉強法は聞かれない…。「とにかく勉強するしかない」という結論しか導かれないなか、学生時代は家庭教師のアルバイトをし、2人の生徒を第一志望大学に合格させたという早稲田大学法学部出身の男性・Sさん(25歳)が、「とてもじゃないけど受験生には教えられない方法がある」と話し始めた“勉強法”というより“癖の付け方”が印象的だった。先に断わっておくと、癖(くせ)の付け方だ。癖(へき)ではない。いや、癖(へき)も付くかもしれない…。紹介していこう。



 

■単語帳は覚えるものではなく確認するためのもの

まずSさんは、生徒に次のようなことを教えていたという。

「勉強を始めたばかりの受験生からはよく、『英単語帳はどれを買うといいですか?』って聞かれるんですけど、僕は『なんでもいい』って答えてました。そしてさらに、『英単語帳は自分で作ろう』と話すんです。言葉は使われ方によってその意味を微妙に変化させるものなので、単語帳に書かれた意味を覚えても応用できないんです。

単語用ノートを作り、長文や短文に出てきた“意味が分からない単語やイディオム”をメモっていって、それぞれの意味を自分で類推しながらそのノートに書き込んでいく。で、単語帳や辞書で確認するんです。まったく見当はずれな意味だったら文章の解釈が間違ってるってことだし、単語帳通りでないとしても同じような意味だったら、“生きた言葉の意味”を自分で解釈できたってことになるんです」

Sさんは、このような積み重ねが最も良い勉強になり、またそれによって完成された単語用ノートが“最強の単語帳”になることを生徒に教えていたそうだ。

非常に説得力のある、素晴らしい方法といえるだろう。


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■類推するクセを付けるには?

Sさんが有能な受験英語の先生であることは分かってもらえたと思うが、ここからが本題だ。話は、以下のように続く。

「でも、電子辞書とかもあると、なかなか単語の意味を類推しながら勉強するクセってつかないんです。ただ、とてもじゃないけど受験生には教えられない方法があります。それは、海外のHな動画のサイトを見ることです。

これは僕自身、大学に入ってから気づきました。海外のHな動画には、それぞれ英語のタイトルが付いてまして、その中には見たこともない単語がたくさん出てくるんですよね。あと、単語は分かっても、自分の英語力ではうまく全体の意味が通らないタイトルもいっぱいあります。

ただ、実際にその動画の内容を見てみると、『あれ、この単語ってこういう意味なんじゃ?』とか『あ、この単語とこの単語はイディオムとして繋がるのかな?』っていう類推を自然とするようになるんです。で、動画を見終わった後に調べてみると、その類推が当たってたりする。これは、僕がまさに生徒に教えたい“類推学習法”だったんですよね」

確かに、これは親御さんから教育を任せられた受験生には、とてもじゃないが教えられない方法だ。Sさんは熟考した結果、

「好きな洋画はある?何回も見てて、もうセリフの内容とかも覚えてるような映画。息抜きしたい時は、その映画を英語字幕で見るといいよ」

とアドバイスしていたそう。やはり、有能だ。

英語学習に苦労する受験生のみなさん、あくまで“映画”のほうの勉強法を試してみてはいかがだろうか?

(文/しらべぇ編集部

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