「便所飯」をしたことがある人は5.4%と判明!世代別の1位は20代。その理由とは?

2015/02/03 10:00

しらべぇ0203佐藤満春

ここ数年、「便所飯」といいう言葉を耳にするようになりました。要するに、「トイレでご飯を食べること」を表現した言葉です。友達もおらず一人で生活している人に対する揶揄でもあったようですが。

この「便所飯」を実際のところ、経験したことがあるかを20代〜60代の男女1500名に調査をしました。

【トイレでご飯を食べたことがある】

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はい:5.5%
いいえ:94.5%

結果は全体の5.4%でした。個人的には「もっといるかな?」と感じていたので意外でした。年代別でいうと20代が断トツで多かったです。

トイレで食事をする大きな理由は3つあると思います。
①1人でいることを誰かに見られたくない(心配されたくない)
②本当に居場所がない
③トイレが好きすぎる

①は「1人でいること」を恥ずかしいと思うかどうかが鍵になるでしょう。
一人で食事をしているところを誰かに見られたくない」、「友達がいないと思われたくない」、「一人でいることで気を使われたくない」という誰かの目線を気にしすぎるが故の「便所飯」ということでしょうか。

②の本当に居場所がない人。こちらもいるかと思います。
いじめなどが原因でその場にいることができない人」、「全体の空気に馴染めず退避場所としてトイレを利用する人」。これは僕も経験があるので、非常に気持ちがわかります。特に食事時などの和やかな時間ほど、逃げたくなるものです。

つまり、20代が多かったということはこの世代は、「人の目線を気にしすぎる人が多く、本当に孤独で居場所の無い人の割合が多い」ということになります。切ない話ですが、ネガティブに捉えるとそういうことなのでしょう。

③のトイレが好きすぎるは、僕を筆頭に「トイレという空間が好きすぎてたまらない!」という人で、ポジティブに「便所飯」をしている人も中には必ずいる(はず!)。

トイレという空間の意味合いが変わり、ただの排泄をする場所から、ある人にとっては社会からの「逃げ場」になっているのは、今後のトイレを考える上で、見逃せないことだなと思いました。そういった意味ではこの5.4%という数字は少なくありません。

トイレでごはんを食べることを悪だとは思いません。トイレが何かしらの逃げ場になっている方のことも、共感できます。だとしたら、その逃げ場となるトイレを綺麗にキープし続ける努力も必要ではないかと思います。

食と排泄は人間にとって両方同じように尊い行為です。一番の理想は、我々が食とも排泄とも堂々と向き合える関係でいることではないでしょうか
それでは、またどこかのトイレでお会いしましょう。
ジャー。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年1月16日(金)~2014年1月18日(日)
対象:全国20代~60代 男女計1500名

(文/どきどきキャンプ・佐藤満春)

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