【足かせ?】Facebookに「足あと」機能が欲しいか調査! 顕著な男女差が表れる
いまや多くの人の生活に欠かせないものとなったSNS。盛衰の移り変わりが激しい市場であり、ここ数年の間に「mixi」から「Facebook」に移行した、という人は少なくないだろう。特性が類似しているこの2つのSNSだが、mixiにはあってFacebookにはない機能のひとつに「足あと」が挙げられる。
「足あと」とは、自分の投稿やプロフィールページを訪れた人の履歴と、自分が他者のページを閲覧した履歴がわかる機能のこと。今回しらべぇ編集部では、20代から60代のFacebookユーザー376名を対象に、Facebookに足あと機能が欲しいと思うかどうかについて調査した。
まず、全体と男女別の数字を紹介しよう。(数字は「Facebookに足あと機能が欲しい」と回答した人の割合)
・全体:11.2%
・男性:15.2%
・女性:7.6%
男性の母数は178人、女性は198人。このように、Facebookに足あと機能が欲しいと考える人は、男性で女性のほぼ倍となっている。男性のほうが、より自分のページへの訪問者を知りたいと考えるようだ。
次に、同じ回答者にとった「私は寂しがりやだ」という質問項目への回答結果とクロスして数字をみてみよう。結果は以下のようになった。
・【自分は「寂しがりやだ」と回答した人】(181人)
Facebookに足あと機能が欲しい:14.9%
・【自分は「寂しがりやではない」と回答した人】(195人)
Facebookに足あと機能が欲しい:7.7%
納得と言うべきか、寂しがりやな人たちのほうが数字が高くなる結果となった。男女比と数字が似ていることも興味深い。
SNSは、「他者と繋がり交流すること」を目的としたもの。言葉を使わずに相手に興味があることや存在を示せる「足あと」機能は、最も簡易なコミュニケーションとして役立ってきた。しかしその反面、「足あと」を付けたくない・付けられたくないという思いが利用の弊害、そしてストレスの原因にもなりうる。
今回、「足あと機能を欲しい」とした人はそもそも少数派だった。男女差や“寂しがりや”での差は顕著に見られるものの、ユーザー全体でみれば、「足かせ」と考える人が大半だといえるかもしれない。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年1月16日(金)~2015年1月18日(日)
対象:全国20代~60代Facebookユーザー 男女計376名
(文/しらべぇ編集部・小林香織)