整形大国韓国! 3万円握ってソウルへ整形にいこう【タル坊のアジアでなんぼやで】

2015/02/07 17:00

まずは、お見苦しいでしょうが、筆者のソウルプチ整形のアフター写真を見ていただきたい。

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肌、輝いているでしょう。フォトショップとか使ってないよ、これ韓国レーザープチ整形の生効果です。費用は、しめて約3万円。顔が綺麗になると自信が生まれるって、ホントですね。いやホンマ。それまで「顔、汚かったもんね」と言っていた友人たちも、このツルツル加減を見て「韓国整形、すごい、俺もシミ取りに行く!」とびっくりの嵐でした。

手術は、顔のシミに点々と白い軟膏を盛るように塗っていきます。この軟膏が麻酔薬。大きなホクロには麻酔薬を注射します。軟膏麻酔が効くまで15分ほど待ち、レーザーで焼き切っていきます。痛い!肌が焼けるわけですから、臭い! 痛い! 臭い!

30分くらいで顔面を焼き終わると、氷で冷やす。こりゃパスポートの写真と違うぜ、通関できないと思うくらい顔は傷だらけのボコボコになります。傷が治り安定するまで一か月はかかる。

つぎに「肌が元気になるレーザー」(韓国人整形医師はそう言います)を上から下へ、下から上へコピー機のスキャン光線のように当てて終わり。シミ、ホクロが一個3千円というのが相場と聞きますが、競争も激しいので交渉次第ですが20~40個を3万円くらいでやってくれます。安い!


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■韓国歴代大統領のお顔をチェックしてみると?

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実際に韓国で整形手術を受けてみるとわかりますが、韓国人の整形通いは「美容院へ行く感覚」とそれほど違わない。ノーベル平和賞を受賞した金大中・元大統領も、亡くなった盧泰愚さんも、李明博さん、朴槿恵・現大統領も、お歳にしては肌が綺麗だ。

唐辛子のカプサイシン効果もあるのでしょうが、定期的に「肌が元気になるレーザー照射」をうけているのではないか、と思うわけです。

盧泰愚さんと朴槿恵さんは、二重マブタの整形が国民周知のこととなったが、非難の声があったとしても気にしない。むしろお二人とも綺麗になった自分に満足をかくさない。

60歳を過ぎて、国のトップが整形手術へ出かける情熱はたいしたものだと素直に思う。「見かけ」優先、「自己愛」過剰、韓国人の一途さはわかりやすくて筆者は好きである。


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■なぜ韓国は整形天国なのか?

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韓国は、いまや人口当たりの美容整形手術の回数が世界一だそうです。韓国人が、美人である・男前であるという「見かけ」に努力を惜しまないのは、誇大でわかりやすい周囲への認知要求だと筆者は分析します(韓国人は自己愛性人格障害と手厳しい分析をする人もいる)。

韓国で聞いた小噺。大学での新学期、あたらしいクラスで教授が出席をとっていて、

教授「キム・○○さん、キム・○○さん、あれ、君たちよく似ているね。姉妹ですか?」

二人 「いいえ、同じ先生なんです」

新学期の3月の大学キャンパスは、整形美人であふれると聞きます。韓国人は10人に1人が整形という説もあり、4人に3人説もあり正確なデータはありませんが、ソウルに2年半住んでいた筆者の直接観察の独断では、男女・軽重とりまぜ2人に1人だと思う。

「君にもっと綺麗になってほしい、はいこれ整形代」 とお金を渡せば日本では「ブスだから整形して来いっていうの!」と殴られるかもしれませんが、韓国では 「私にもっと美しくなってほしいのは、私を愛しているからだわ」 と喜ぶ人もいるとか。整形代は恋人・夫婦・親子間での愛のプレゼントでもあるのです。

そういえばネットでも話題になった「2013年のミスコリアの候補」、こりゃ「姉妹ですか?」と思ってしまいますが、くわしく知りたい方は検索してみてくださいね。

(文・写真/しらべぇ海外支部・タル坊

参考文献:「見かけ」がすべての韓流──なぜ、大統領までが整形するのか 呉 善花(著)

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