既婚者に質問「この人しかいないと感じた瞬間は?」 真の優しさの数々に涙…
結婚、それはパートナーとの関係が“夫婦”として社会的に認められること。昨今、離婚や再婚はそれほど珍しいことではなくなり、また熟年離婚して第2の人生をスタートさせる人も少なくないようですが、やはり一生を共にするかもしれないパートナーは、「この人しかいない」と思える人を選びたいと思うのではないでしょうか?
そこで、しらべぇ編集部では、全国20代~60代の既婚男女計790名を対象に、恋愛のパートナーに対して「この人しかいない」と思ったことがあるかどうかのアンケートを行いました。結果は以下の通りです。
【「この人しかいない」と思ったことがある】
全体:47.1%
男性:47.7%
女性:46.6%
男女差はほぼなく、約半数の人が「この人しかいない」と感じた経験があるようです。裏を返せば、現在の配偶者に対して「この人しかいない」というほどの強い思いを抱かなかった人が半数以上いるということにもなりますね。
よく、「結婚はタイミング」という言葉が既婚者の口から聞かれますが、導かれるようにタイミングがピッタリ合って、というパターンも多いのかもしれません。
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では、「この人しかいない」と感じたことのある経験者のみなさんは、どんな時にそのような思いを持ったのでしょうか? 寄せられたフリーアンサーを男女に分けて見ていきましょう。
【男性】
「内面的にボロボロになった時も、嫌な顔一つせずに励ましてくれたから」(26歳)
「転勤時、見知らぬ土地についてきてくれたから 」(32歳)
「食べ物の好みが一緒だった時」(38歳)
「カラダの相性が抜群だったから」(40歳)
「道に迷った時も、ポジティブに考えてくれたとき」(48歳)
「無駄遣いなく、お金の管理がしっかりしていたから」(53歳)
「いろいろと欠点のある自分をすべて受け入れてくれるから」(55歳)
「インフルエンザで寝込んでいるときに、突きたての餅を大根おろしに入れて届けてくれたから」(65歳)
【女性】
「一緒にいて何も気を使わなくていいと感じたとき」(24歳)
「インフルエンザの時に飛んできてくれた」(27歳)
「仕事で辛いことがあって夜中に泣きながら電話したら、すぐに家まで駆けつけて慰めてくれた」(28歳)
「イライラが抑えきれなくて自分でも『最低だ』と分かっていながら暴言を吐いてしまっても、穏やかに受け止めてくれるところ」(35歳)
「賭け事をしない、まじめ、やさしい、お金の価値観が一緒」(36歳)
「私が病気になった時に献身的に看病してくれたし、とにかく、子どもや私の親をすごく大事にしてくれます」(51歳)
「結婚前、病弱なところがあり子供が授かるか分からなかった時、『子供がほしくてお前と結婚するんじゃない』といわれました」(60歳)
「デートの時は自分の自宅からはかなり離れた所にあった私の家まで必ず送ってくれた。私だけではなく、私の両親にも優しかった」(60歳)
このように男女別に見てみると、男女間の考え方に大きな違いがないことが分かります。カラダの相性や金銭感覚、食べ物の好みが合うことを挙げる人が複数見られますが、「この人しかいない」と感じるのに最も大事なのは、結局のところ“優しさ”です。
病気や苦労を抱えた相手を思いやり心配する優しさ、自分の欠点や境遇を受け入れてくれる優しさ、自分の家族にまで気を配る優しさ…。このような優しさが身に染みて伝わってきた時、「この人しかいない」という感覚を抱くようですね。それぞれの回答からは、優しさの真の意味や価値というものが伝わってきます。
ただし、男女それぞれ、ごく少数ですが以下のような声もありました。
「ほかに相手が見つかりそうになかったから」(36歳、男性)
「モテないので、逃したら結婚は無理だと思った」(39歳、女性)
まさに、「この人しかいない!」ですね。自分には、結婚できる可能性がある人はこの人しかいない! 最も説得力ある理由といえるかもしれません。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年1月16日(金)~2015年1月18日(日)
対象:全国20代~60代 既婚男女計790名
(文/しらべぇ編集部・小林香織)