【男女228人】なぜタクシー運転手は客に不景気を嘆くの? 客はこんなに怒ってます!
不景気を嘆く運転手たち
飲み会の帰り道。タクシーを拾います。
「大宮まで」
行き先を告げるとタクシーが走り出します。しばらく走ったところで赤信号につかまります。しばらく無言のあと、横断歩道を渡る人たちを見つめながら運転手が口を開きました。
「このへんもすっかりお客さん減っちゃいましたね」
「昔はもっといたんですか?」
「この裏にある大企業あるでしょ? あそこの社員さんが接待やら飲み会やらでよく使ってたんですよね」
「何年くらい前ですか?」
「もう20年くらいかな。だんだんお客さんが減ってったんですよね。アベノミクスだなんだの言ってますけど、ずっと不景気ですよ」
景気の悪さを嘆く運転手に遭遇したことはありませんか? 本サイトの調査によると、こうした状況を快く思わない人は決して少なくありません。男女1500人を対象に「不景気を嘆く店員やタクシー運転手が多すぎてウンザリしている人」を調査したところ、その数228人、15.2%の人たちが嘆息する運転手にウンザリしていました。
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「アベノミクスなんて…」「バブルのころは…」タクシー運転手愚痴あるある
乗客たちの不満の声をご紹介します。
■どうでもいいわ!
お客が減っただの、近場の客が増えただのは正直どうでもいい!(男性・20代)
不景気を嘆くばかりか足が痛いだの自分の不幸自慢が始まる(男性・30代)
札幌へ行ったとき。おいしいステーキの店を聞いたら運転手が「そんなとこ知らないよ、生活ぎりぎりなのに」と自分の家族が入院したりお金がなく大変だということを延々と聞かされた(女性・60代)
■嫌な気分になる!
こちらがお金を払ってサービスを購入しているのに他人の愚痴なんか聞きたくない(女性・40代)
車内で寝たかったのになんかいやな気持になった(男性・30代)
買い物をして気分を上げようとしているのに、「暗い」「不景気」などの話をしてくるから、テンションがさがった(女性・60代)
ネガティブな思考がうつるのでやめてほしい(男性・30代)
最近乗客が少なくなったという話から、給料が下がってという話を延々と聞かされた。途中で不快になって、家から離れたところだったが降ろしてもらい、歩いて帰った(男性・30代)
■お前ががんばれよ! 「アベノミクスの文句」は鉄板ネタ
自分の頑張り次第なのにと思う(男性・30代)
てめえの不幸せはてめえのせいだといつも思う(男性・30代)
アベノミクスなんて何にも関係ないってみんな言う(女性・40代)
「アベノミクスだかなんだか知らないけど…」と一日に3回聞かされたことがある(女性・30代)
■オレだって辛い!
そういう発言を聞くたび毎回、「俺の方が生活厳しいんだよ」と心の中で思うから(男性・20代)
自分の会社も景気が悪いのでやめてほしい(女性・30代)
■バブルを基準に考えるな!
タクシー運転手の「景気が良い」という判断基準がバブル景気の頃だと感じる。バブル景気が判断基準ならこれから10年後20年後もずっと景気は悪いままだと思う(男性・20代)
バブルの頃は良かったなどと過去ばかり話す。 今と未来の話がない(男性・40代)
「バブル再び」が多すぎ(男性・40代)
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愚痴は嘆く場所を選ぶべき!?
乗客の多くはタクシーの乗車中に不快になる話を聞かされることにうんざりしているようです。景気が悪いのは事実だとしても、個々の事情は人それぞれ。運転手のみなさんも、ときには愚痴をこぼしたくなるのかもしれませんが、その時と場面を選ぶ必要があるのかもしれません。
(文/しらべぇ編集部)