お嬢さま芸人が許した人生初めてのキス【たかまつななのお笑いジャーナリズム論】
たかまつななでございます。ごきげんよう。
21歳、現役の女子大生ですが、実は1度も彼氏ができたことがございません。彼氏だけではなく、片思いもまだなのです。人に恋をするという感覚が正直なところ、まだ掴めていないのです。
先輩の芸人さんは、「え? 恋したことないの?!」と驚かれます。恋心を抱いたことがないなんて、信じられないと思われるかもしれませんが、私たち「さとり世代」にとっては珍しいことではございません。
20歳の男女を対象にしたアンケート(株式会社オーネット調べ)では、片思いを含め、恋をしたことがない女性は14.8%、男性は23%にものぼるというのです。およそ女性の7人に1人が、男性の4人に1人が恋をしたことがないそうです。
恋愛経験ゼロの私ですが、結婚願望は強くあります。それは、少子高齢化が進む昨今において、少子化対策に貢献したいという想いがあるからです。
キリスト教学校に通っていたため、中学生の頃は、子どもは「お告げにより身ごもるもの」だと思っていました。しかし、今の私は少子化対策に貢献するためには、恋をして、結婚をして、子どもを産むという順序を知っています。恋するために、私は大学で恋愛心理学について、授業を履修し、勉強しております。
画像をもっと見る
■「恋」とは生理的覚醒と適切な状況的手がかり
Photo by Moni Sertel
そもそも、恋とは何なのでしょうか?
バーシェイドとウォルスターによると、恋とは、生理的覚醒と適切な状況的手がかり(生理的覚醒が異性によるものだと認知したときに起こる現象)であることが判明致しました。
分かりやすくいうと、生理的覚醒とは、心拍数の上昇のことです。「この胸のドキドキは、あの人を好きだからかもしれない」と感じることが、恋の始まりなのです。
恋するため、つまり生理的覚醒を促すために、私は努力を始めました。それは、朝、走ることです。走れば、心拍数が上昇するに違いないと考えたのです。
関連記事:【実はメチャ可愛いかった女芸人】スタイリストが覚醒させてみるとどうなる?
■国民的アイドルと手をつないでも…
Photo by Jlhopgood
とある番組で、私が「異性と手をつないだことがない」というと、SMAPの中居さんが「じゃあ、繋いでみよう!」と手を差し出してくださりました。重なり、触れ合う手と手、ぎゅっと力強く、握られる私の手。
しかし、何も感じなかった私は「覚醒しません」と返答してしまったのです。「イメージダウンだよ!」と言われてしまいました。
手をつなぐ行為、つまりタッチングは、人間的な新密度を高められると言われているのですが、国民的アイドルとタッチングしても、私は覚醒しなかったのです。
関連記事:ホリエモンの時代は終了?流行語大賞受賞の「あの高校生」に聞く【たかまつななのお笑いジャーナリズム論】
■先輩芸人からの「キスをしたい」
そんな私に、またしても転機が訪れました。なんと、先輩の芸人さんに「キスをしたい」とお願いされてしまったのです。
お相手は吉本興業に所属していらっしゃるガリットチュウの熊谷岳大(くまがいたけひろさま)。芸歴19年の大先輩でございます。
もちろん、「キスは結婚式のときにするものです」とお断りさせていただきました。ですが、交渉は続き……。仕方なく、芸人の大先輩ということもあり、手にキスをするというのだけは承諾いたしました。
軽くキスをするのかと思いきや、あと一歩で警察を呼ぶまでに到りましたのよ! 穢らわしい! お下品ですわ!受け入れられず、絶叫してしまいました。これがキスなのですね。お父様には絶対に見せられませんわ。
なんとキス動画は、たかまつななチャンネルにノーカット編がアップされております。
皆さま、これがキスなのですか?
(文/お笑いジャーナリスト・たかまつなな)