【沖縄】面白炸裂なステーキハウス!1日20食限定の450gステーキに宿るもの

2015/02/22 12:00

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ここ沖縄の地元民のあいだではステーキハウスとして名の知れた「パブラウンジ エメラルド」。店の名物は、1日20食限定で提供する450gのビッグサイズステーキだ。店内はレトロなアメリカンクラシックの世界が再現され、異国の地を思わせる。

沖縄は、沖縄料理と共にアメリカンな料理も有名。沖縄県公式サイトでの2014年度の発表によると、沖縄県土面積のうち米軍基地総面積の占める割合は10.2%。アメリカナイズされたボリュームのあるステーキやハンバーガーなど、元々は米軍基地内のアメリカ人向けに提供していた食事であり、現在は地元の人や観光客にも人気となっている。

今回は、そんなビッグな特選ステーキとビックリな店内のステーキハウスを紹介しよう。


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●元々は「スナック」として開業したステーキハウス

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開店当時はスナックとして営業し始めたが、たまたまメニューに載せた「ステーキ」が評判となり、「ステーキハウス」として知られるようになった。スナックとはいっても“場末”な印象は全くなく、店内はアメリカンクラシックなバーラウンジとレストランがあり、そこには“面白”が炸裂している。

まず店内に入ると、クラシックフォントで書かれた「SINCE 1979」の文字。レトロな老舗感を抱くイラストデザインだが、騙されてはいけない。1979年といえば昭和54年、店の歴史としてはさほど古くはない。

店内は雰囲気のいいジャズが流れ、オーナー曰く「これはサロンジャズ!」とのこと。裏事情を聞くと、天気や時間帯によって音楽を変えており、雨天時はしっとりした曲、快晴時は元気が出るポップな曲、朝夕でも音楽を変えるというオーナーの趣味的な涙ぐましい努力があるようだ。

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バーラウンジには、来店記念として客が米ドル紙幣にサインをして置いていく本物の1ドル紙幣がこれでもかと几帳面な間隔で並列に張られている。

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そして壁には、アメリカンなアートと共に写真が飾られている。誰の作品なのか質問すると、オーナー曰く「あっ、これは俺が撮った写真!」とのことなので、写真はじっくり鑑賞する必要性はない(?)だろう。


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●エメラルド特製!450gのビッグなステーキ

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一押しの名物ステーキは、なんと450gというビッグサイズ。その名は「エメラルド特製ジャンボプライムステーキ」といい、US産のランクの高い肉を使用している。肉の旨みを引き出すために2日間寝かせて熟成させた1日20食限定の手間暇かけたステーキだ。

この量を一気に食べるとさすがに味に飽きてくるため、テーブル上には粒塩コショウ、にんにく、グレービーソース、西洋わさびなど数々の調味料を用意している。ステーキのお勧めの食べ方を書き記し、味付けの順番をも伝授するポップはオーナー自らが作成したもの。沖縄らしいサービス精神が宿っている

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そして何とも変わったシステムが、各席に置かれたインターフォンだ。受話器を取るとレジに繋がり注文ができる。店内が混雑する時間帯、店員がなかなか捕まらず注文できないイライラ感を解消したい!との配慮で、開業当時から使用している。


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●外観との違和感!そして「イオンモール沖縄ライカム」が至近距離

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店内装飾とは裏腹に、白の殺風景な鉄筋コンクリートの外観とパブラウンジの文字。ここが「ステーキハウス」だと思う人もいなければ、知る由もなし

だが、人は見かけによらないという言葉があるように、店も見かけによらないのである。決して外観に流されてはいけない。

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そんなステーキハウスの所在地は北中城村。この村には、2015年4月25日に沖縄県内最大級のショッピングモール「イオンモール沖縄ライカム」がオープン予定で、予定地は店の窓側席から間近に見えるほどの至近距離。オープン後はこの周辺は間違いなく渋滞が見込まれる。

そう、ステーキを食べに行くなら渋滞し始める前、今がベストだ! モッくんこと本木雅弘似のオーナーにもぜひ注目してほしい。

※パブラウンジ エメラルド
北中城村島袋311/098‐932‐4263/10:00~23:30(日:11:00~)/無休

(文/しらべぇ沖縄支部・miya‐nee

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