凄まじい熱気!日本のファンの声援に涙!No.1グループ・Apinkの魅力【K-POP】
2月21日、東京・豊洲PITにて、人気K-POPガールズグループ「Apink」(エーピンク)のリリースイベント【Apink special event~Page1~「Mr.Chu」】が行われた。
2月18日にリリースされた日本第2弾シングル『Mr.Chu(On Stage)~Japanese Ver.~』の発売にあわせて行われた、日本での1週間の超過密プロモーション活動。2月15日に東京で行われたファンミーティングを皮切りに、福岡・大阪・名古屋でイベント、そして21日の東京でスケジュールを終えたというわけだ。
日本での最終活動となった東京でのリリースイベントは、まさに“熱狂”と呼ぶべき雰囲気に包まれていた。
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Apinkは、2011年4月に韓国で7人組としてデビュー。2013年にメンバーのひとりが学業専念のため脱退し、現在はパク・チョロン、ユン・ボミ、チョン・ウンジ、ソン・ナウン、キム・ナムジュ、オ・ハヨンの6人で活動している。
セクシー路線を進むグループが目立つなか、“妖精”というコンセプトで他のグループのスタイルとは一線を画しているのが特徴的で、韓国内での人気は凄まじい。
2014年11月に韓国で発売されたミニアルバム『Pink LUV』の表題曲『LUV』は、韓国の5大音楽番組すべてで1位を獲得し、うち1番組では史上初の4週連続1位に輝いた。
そして、2014年10月に代表曲の日本語バージョン『NoNoNo(Japanese Ver.)』で満を持して日本デビュー。日本で初めて行われたショーケースには、実に約5万3000の応募が集まった。
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彼女たちの最大の魅力は、その楽曲だ。
デビュー初期のブリトニー・スピアーズ、もしくは『恋におちたら』などがヒットした2000年代前半のCrystal Kayの曲調が近いイメージとなるが、キラキラした王道ガールポップの雰囲気を残しつつ、ストリングスの効いた重層的かつより洗練されたサウンドの楽曲が並ぶ。
キャッチーさが追求されたそれら楽曲は、80~90年代のニュージャックスウィング的でもあり、松田聖子などに代表されるアイドル歌謡的でもあり、オーバー30の層には懐かしさも感じさせるだろう。『MyMy』『BUBIBU』『Good Morning Baby』など、人気曲の層は厚く、メインボーカル・ウンジの並外れた歌唱力なども一聴の価値ありだ。
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21日に行われたリリースイベントで印象的だったのは、メンバーの涙。
スタンディングで3000人以上収容する豊洲PITだが、イベントはオールスタンディングで行われ、イベント開始時には歩く隙間もないと言っても過言ではないほどの満員状態に。ファンの男女比はほぼ同じくらいで、会場の熱気は凄まじく、メンバーの映像が流れるだけで会場は若い女性たちの黄色い大歓声に包まれた。
楽曲パフォーマンスとトークコーナーが交互に設けられたイベントを終え、アンコールで再度登場し、ラストに2回目となる『Mr.Chu(On Stage)~Japanese Ver.~』を披露。歌い終えた後もやまないファンの歓声を浴びるメンバー。この時、リーダーのチョロンとボミの目には涙が見えた。
温かい歓声に感極まったのか、過密スケジュールをやり遂げた達成感だったのか、定かではないが、予想しなかった涙に会場はまたまた大歓声に包まれた。そして、イベント後に行われたCD購入者特典のメッセージカード手渡し会では、豊洲の橋を渡り切らんとするばかりの長蛇の列。その人気の高さが目に見える風景となっていた。
Apinkは、2015年4月29日に国立代々木競技場第一体育館で開催される「Girls Award 2015 SPRING/SUMMER」に出演が決定しており、さらにイベントでは、前述の『LUV』の日本語バージョンが日本第3弾シングルとして5月に発売されることも発表された。これから日本での活動はより本格化していくことと思われる。
彼女たちの国境を越えた活躍を見守っていくとすれば、今からでもまだまだ遅くないだろう。
(文/しらべぇ編集部)