占い師になる人が最初に勉強すべきこととは? 結婚生活に悩む夫を例に解説

2015/02/24 07:00

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占い学校や弟子入りなど、占い師になる道はさまざま。幾多ある占いの技術、そしてお客様の心をつかむための心理学講座など、教え方もそれぞれです。ただ、そのどれにも共通している目的は、「応える」占い師になること

「こたえる」という言葉には、2つの文字があてられています。解答を与える意の「答える」と、気持ちに応じるという意の「応える」。

占い師になろうとする人は、占いの技術を通してお客様の気持ちに“応じる”方法を勉強するのです。では、その極意を、占い師を育成してきた筆者の経験からお話しましょう。



 

■右脳と左脳のシフトチェンジ

占いは、論理的に考えてはいけません。覚えるのではなく感じること、暗記ではなく連想することで成り立ちます。これは、女性脳ともいわれる右脳のパターンです。

脳は左脳と右脳に分かれています。それぞれの得意ジャンルは、

左脳:理性、論理、言語、数字、理屈、暗記、科学
右脳:感性、情緒、感覚、直感、空間、連想、芸術

左右の脳は、密な情報交換があるので、くっきりとは断定できませんが、

左脳は科学的
右脳は創造的

と分かれます。

私たちは日常、科学的な左脳をフルに発揮しています。物事を筋道立てて考えや目的を達成する。男脳ともいわれる左脳のパターンです。

ある男性からの相談を例としてみましょう。相談は、出来事・感情・願望の3つで成り立っています。

・出来事:結婚してから妻の態度が変わってしまい、思いやりのかけらもない。話題もなく、一緒に外出もしなくなった

・感情:ああもう、おしまいだ。妻は図太くて無神経でいやだ。昔はいい女だと思ったのに…

・計画:妻から別れようと言ってくれないかな…


●対処の違い

左脳:離婚訴訟、なんらかの方法で妻からの離婚をおこさせる
右脳:昔の妻の良いところをイメージして、妻と話しをする

この質問に対し、左脳は問題解決の方法を直接教えます。対して右脳は、感情的な問題を処理し、本人が解決できるように話していきます

占い師は、論理ではなく感覚で物事を感じ取る能力、つまり、左脳から右脳へ思考回路をシフトして考えていきます。

たいていの悩みは、「計画」の方法ばかりを聞いてきます。でも、話の背後にある不安や困惑などの感情が置き去りにされたままでは、その場しのぎの解決にしかなりません。日常生活では、感情的な混乱やこだわりが積もってしまい、解決に進めない場合が何と多いことか…。

たとえば、何度も離婚を繰り返す人が、相手を変えても自分は変わらないのと同じ。このまま自分の気持ちに向き合わないと、心身に悲しみの連鎖が広がっていきます。

寄せられた悩みに対して、左右脳の切り替えができれば占い師初級合格。「気持ちに応じる」右脳思考の占いは、どんな人をも幸福にする可能性があるのです。

(文/しらべぇ編集部・anna

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