実話だから身の毛がよだつ! 『川奈まり子の実話系怪談コラム』まとめ【第一夜から第五夜】
川奈まり子氏による「実話系怪談」連載。
■第一夜:川奈まり子が怪談話を書き始めたきっかけとは?
【川奈まり子の実話系怪談コラム】洒落にならない怖い私【第一夜】
共演したAV女優が相次いで亡くなっていく。病死だけでなく、自殺や殺人も・・・。恐怖に耐えかねた川奈まり子は「誰かを殺さないために」怖い話を書き始める。
私は自分に霊感があるとは思わず、どちらかというと幽霊などは信じない現実主義者だ。それなのに、怪異の方から寄ってくるようで、子供の頃から、理屈に合わない奇妙な体験をすることが多かった。
でも、自分で怖い話を書いてみようとは思わなかった。気が変わったのは、去年、女性の知り合いが「また」亡くなったからだ。これで何人目になるか数えてみて、ひどく恐ろしくなった。(コラム本文より)
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■第二夜:AVのロケ中に怪奇現象。死傷者42人の事故物件スタジオ
ロケのため訪れたスタジオで、次々に怪奇現象が起きる。実はそのスタジオは、13年前に多数の死傷者を出した事故現場だった。
このときの撮影が大変で、まず、スタジオに着くなり「このスタジオ、何だか怖いわ」「2階のトイレ、厭な感じがしない?」と怯えたようすを見せていたメイクさんが、突然急病で倒れてしまった。私たちの目の前で、急に床に転がって苦悶しだしたので大騒ぎとなり、すぐに救急車が呼ばれた。(コラム本文より)
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■第三夜:友人2人を奪われ、残された彼女の身に起こったこととは・・・。
【川奈まり子の実話系怪談コラム】青山霊園で祟られた少女【第三夜】
撮影日の昼休み、共演者の少女が「死者の霊に祟られているかもしれない」と怯え出す。青山霊園で大暴れした帰りから立て続けに不幸が起こっているのだという・・・。
「その帰り道に友だちの1人が行方不明になって、翌日にはもう1人の友だちが交通事故で死んじゃったから、次は私だと思って神社でお祓いしてもらったの。そのお陰でまだ無事だけど、何かに見張られてる気がしてならなくて、どうしても怖くて……」(コラム本文より)
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■第四夜:腹と両脚を傷で覆われたAV女優。傷の理由は「虫」?
無数の傷痕が刻まれた美女。「借金」や「虫」など意味不明なことを喋りながら彼女が始めたのは自傷行為だった。
「服、着ちゃうんですかぁ? 大丈夫ですよぉ。伝染らないから安心してください。でも借金は怖いですよぉ。虫に用心してくださいね」
借金の次は虫。わけがわからなくて気持ちが悪い。おまけに、ふと見ると、いつのまにか彼女は右手に小さな眉切りバサミを持っていて、それで自分の左手の親指の爪の間を抉っていた。(コラム本文より)
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■第五夜:SMプレイ撮影中に響き渡る凄まじい叫び声
撮影中の奇声や映像に現れた謎の人影。その現場となった古いラブホテルでは、13年前にSM風俗嬢が殺されていた・・・。
やがて撮影が始まった。監督の意向で、男優とのカラミをワンカットで撮影することになった。ラブホテルのベッドでM気のある男の客を言葉責めして満足させなければならない、そういうシーンだ。セリフが多く、SM系だからプレイもややこしいが、フィニッシュまで失敗は許されない――幸い男優と私はうまくやり遂げることが出来た――と思った次の瞬間。
「ウグワアァーッ!!」
男のものとも女のものともつかない、凄まじい叫び声があたりに響き渡った。(コラム本文より)
■川奈まり子先生のサイン会が2月28日に開催!
そんな川奈先生のサイン会が、2月28日(土)13時〜14時半、秋葉原の書泉ブックタワーにて開かれます。冬の寒さ以上に背筋の凍る、本物の怖い話がお好きな方、ぜひ足を運んでみては、いかがでしょうか?
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)