教育に費用対効果は関係なし!子供の習い事について①【溜池ゴロー、子育てこそ男の生き甲斐】

2015/03/11 11:00

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ワシの息子(10歳)は、水泳の練習をほぼ毎日行い、英語塾に週2回通い、ピアノも週1回習っている……これが現在のワシの息子の「習い事」である。

これらが1人の子供が通う「習い事」としては多いか少ないかの判断は皆様ひとりひとりに任せることにして……ワシは、今まで息子が少しでも興味を示した「習い事」は、たとえそれが一時期であっても、ほぼ経験させてきた。

ちなみに、息子が生まれて現在までに関わったことのある「習い事」をざっと並べると……水泳、レスリング、ラグビー、ブラジリアン柔術、ピアノ、英語、スキー……と、こんな感じである。

人によっては、「なんでそんなに次々と子供にやらせるの?」とか「習い事が多すぎて子供がかわいそうじゃない?」とか「ほとんど続いてないじゃん。お金もったいなくね?」とか感じる方々もいらっしゃるだろう……

ということで今回は、子供の「習い事」に関してワシなりに思っていることを書かせていただく。



 

 ■いろんな教育本を読んで偏りのない教育方針を

子供が生まれると、どの親も自分の子供が成長していく過程を見守りながら、「この子にどんな能力をつけさせてやるべきか」と考えるはずである。

そして、子供が幼い頃から「何を習わせよう」「どんな習い事をさせよう」と思いを巡らす親も多いと思われる。例外に漏れず、ワシもそうだ。

息子が生まれた瞬間から「男子だから文武両道で育てたい」とか「やっぱり英語は話せたほうがいいよな」とか「中学受験するんなら小学校4年生から進学塾いかさねば」とか……

生まれたばかりの赤ん坊を前にして、多くの親と同じようにいろいろ考えたし、教育本や子育て本を何十冊も買ってきては読んだりした。

その当時、ワシの家にある本棚は教育本でいっぱいになってしまったくらいだ。 ちなみに言えば、「教育本を数多く読むこと」はこれから父親になる男性にお勧めしておきたい。なぜならば、1冊や2冊読むだけでは、「育て方」や「教育方法」に偏りが出てしまう可能性があるからだ。

教育本や子育て本を多く読んでみるとわかるが、著者によって「育て方」や「教育方法」が全く異なる場合が多々ある。 例えば……「子供にテレビを見せるべきかどうか」という問題ひとつに関しても、「〜歳までテレビは一切見せない方がいい」と書かれている本もあれば、「1日に時間を決めてなら問題ない」と書かれている本もある。

中には「CMは赤ん坊の頃から多いに見せなさい」とワシの意見から言えばトンデモないことが書かれている本もある(笑)

当然、著者それぞれが、自分の生き方や研究・学問や子育て経験などから書いてきたものであるから、内容は自由だし、いろいろな教育本があって当たり前である。

だからこそ、読む側は、自分の考える「教育方法」や「育て方」を頭におき、それと照らし合わせながら「子育て本」「教育本」「子供の脳科学の本」「発達心理学の本」など多くの著者の見解や研究結果を読んだ方がいいとワシは思っている。

そのほうが、自分の思っていることに確信が持てたり、考えた事さえ無かったようなことを発見できる場合もある……

ということで話をもとに戻そう。


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■息子の習い事4つの方針

そのように、多くの親と同じく「息子に何を習わせるべきか」と、教育本や子育て本を読みながら考えた結果……ワシは、息子の習い事を考える上で、4つの方針を立てた。その4つとは……

①文武両道を目指そう。
②選択肢を多く見せて、少しでも興味を持ったらやらせてみる。
③息子がやめたいと思ったら、さっさとやめさせる。
④幼い頃は、チームワークよりも個人能力を高められるもの。

の4つであるが、各方針の意味と、どういったことをしたかを説明する。


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①文武両道を目指そう

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Photo by Ikusuki

もちろん男子であるから文武両道であって欲しいというワシの願いもあるのだが、それ以上に……幼少時の運動やスポーツや体を使う遊びは、体の発育だけでなく、脳の発育にも欠かせないものだそうだ。

なのでワシら夫婦は、息子が幼少時から体と頭を使いまくるように自然としむけようとした。

で、そのためにワシが何をしたかというと…… 子供が生まれたとき、ワシは「自分みたいな好き勝手生きてきた人間が一体どのように子供を育てれば良いのだろうか?」と考えに考えまくったことがある。

そのとき、ワシの頭の中で出たキーワードは、「やって見せる」ことと、「共に学ぶ」ことだった。

なので息子を文武両道に育てたいと思ったときも、この基本方針の元にワシは行動を起こしてみた。

といっても、何を「やって見せ」何を「共に学ぶ」のがいいかわからなかったので、まずは武道をやってみるということに絞り、合気道、空手、ブラジリアン柔術を始めてみた。

そこから、顎の骨を折ってしまったり、アバラにヒビが入ったり、足の指を骨折しかかったりしながら、結局はブラジリアン柔術を続けることにして、幼い息子に自分が試合をしている姿を見せたりした。

あと、息子に自然の中で体を動かすことを体験させたいと思ったので、息子が2歳になった年から石垣島の離島伊豆七島の海と、北海道の雪の中でのスキーは、毎年行くことになった。

正直言うと、ワシは泳ぎがヘタだし(妻は泳ぎが上手い)、スキーもやったことがなく、海やスキー場に関して苦手意識を持っていたのだが、「共に学ぶ」という方針を決めた以上はやらないわけにはいかないので、やったことのないシュノーケリングやスキーも毎年やるハメになった。

息子が10歳になった今では、泳ぎもスキーも息子の方が数倍上手であることは言うまでもないが……。


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②選択肢を多く見せて、少しでも興味を持ったらやらせてみる

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Photo by Richard Heaven

当然のことかもしれんが、選択肢が多ければ多いほど、一生懸命になれるものに出会う確率が高くなるはずである。なので、息子の前に選択肢をさりげなく次々と並べていくことにした。そして息子が興味を示せばすぐにでもやらせてみる。

たとえ、いくつかの習い事が重なってもできるだけやらせてみる。 このように書くと、「続くかどうかまだわからない習い事にとりあえずお金をかけるのはもったいないのでは」と思われた方も多いかもしれん。

しかし、ワシはそうは思わん。ワシはこう思っている……「教育に費用対効果は関係ない」と。


例えば、1万円払えば自分の子供に「1つの能力」が与えられるとしよう。もし「2つの能力」を子供につけさせたいとアナタが願った場合……2万円で「2つの能力」が身に付くとしたら、多くの親がその値段を払ってでも子供の能力を2倍にしたいと思うだろう。

しかし、もし「2つの能力」を子供に与えるのに10万円払わなければならないとしたら……これは、「お金が払えるかどうか(親の懐具合)」の問題ではなく、「効果が倍になることに対して費用が10倍になるということを許せるかどうか」の問題である。

もし、これがビジネスや仕事上でのことなら、費用をこれ以上おさえられない場合、「却下」されてしまうような案件だろう。だがこれが、こと子供の教育に関してはどうか……。

ワシなら、費用が10倍になっても「2つの能力」をつけさせる。なぜなら、費用がどうだろうが、結果として「倍の能力」が子供につくのだから。


もちろん、親によって価値観はそれぞれなので、こうでなきゃいけないなどとは思ってはいない。ただ、ワシにとって最も大事なのは「子供の能力(人間的魅力なども含めての広い意味でだが)」だ。

家計にとれば費用のバランスも重要だろうが、子供の将来において最も大事なのは「子供に能力がついたという結果」であるとワシは思っている。

なので、その習い事が一時的なものになる可能性はあるが、子供の経験になるのなら、家計の中で他の出費を抑えてでも経験させたほうがいいとさえ、ワシは思っている。


子供の教育に費用対効果は関係なし!ついでに言えば……恋愛に関しても費用対効果は関係ない……これはまた別の機会に書くことにする(笑)

次回は、③と④に関して書かせていただく。今回は以上。

(文/溜池ゴロー

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