覚えてますか?懐かしの「一発屋ダイエット」5選 納豆、朝〇〇、中国の…

2015/03/13 07:00

ダイエットエキスパートの和田清香です。

テレビや雑誌などでの特集をきっかけに、毎年様々な流行りが誕生するダイエット業界。なかには、お笑い芸人のギャグと同様、一過性のブームに終わってしまうダイエット法もあるものです。

そこで今回は、一時一世を風靡した“一発屋ダイエット”を5つ挙げ、ブームになった時期や背景、廃れた理由、効果のありなしを解説していきたいと思います。

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■多くの人が入隊するも脱隊した『ビリーズブートキャンプ ダイエット』

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『ビリーズブートキャンプ』が流行ったのは、今から約10年前です。このDVDの内容は、高いテンション&厳しい指導のもとで、ハードなエクササイズを繰り返すというものでした。

この頃から“海外セレブ”という言葉が流行り始め、「海外セレブが実践している」「海外セレブの間で流行っている」というように、海外から発信される情報に注目が集まるようになりました。そしてこれが、『ビリーズブートキャンプ』がブームとなった要因のひとつだと思われます。

ただ、エクササイズ内容が日本人にはハード過ぎたこと、そして、毎回同じ内容を実践するのは飽きてしまうことなどが理由となり、徐々に姿を消していったように思います。

私が入隊した感想は、エクササイズがハードということもあり、特にお腹まわりには効いたといえるでしょう。そして、かなり汗が流せるので、爽快感や達成感を味わうことはできました。つまり、「真面目に実践すれば効果あり!」だけど、「ハード過ぎて継続が難しい…」という具合です。


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■○○だけダイエットを流行らせた『朝バナナダイエット』

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『朝バナナダイエット』が流行したのも、今から約10年弱前。「朝だけバナナを食べれば痩せる!」という謳い文句により、一時はバナナが購入しにくくなるほど多くの人がトライしました。

この「朝だけバナナ」同様、「○○だけダイエット」が流行ったのもこの頃からで、その後は「朝だけキウイ」「夜だけトマト」、食事ダイエット以外でも「巻くだけ」「履くだけ」「寝るだけ」というように、「だけだけダイエット」が数多く登場しました。

「手軽にラクして痩せたい!」というのは、みんなの願い。その心理に響いたのが、以上の「○○だけダイエット」の数々で、特にバナナは、シーズン問わず安価に手軽に買えるということで流行ったと考えられます。

バナナは腹もちがよく糖分もあるので、朝に食べることでムダに間食をしなくなる効果が期待できます。また、おやつにバナナを食べれば、お菓子を食べるよりもヘルシーなので、続ければある程度の効果はあるように思いますが、なかには「バナナを見るのもイヤになった…」という人がいるほど。やはり、同じものばかり食べる食生活はストレスがかかってしまうものだと思います。


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■一時はスーパーから消えた!?『納豆ダイエット』

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某TV番組のデータねつ造で話題にもなった『納豆ダイエット』。一時はスーパーから納豆が消える現象もあったほど流行しましたが、問題発覚後はすっかりネガティブなイメージに……

ただし、納豆自体はとてもヘルシーな食材で、体脂肪の蓄積を防いだり、脂肪燃焼を促したり、また、発酵食品のため整腸作用もあるなど、ダイエット効果をサポートしてくれる優秀な食材であることは間違いありません。さらに、納豆は腹もちがよく、安価でどこでも手軽に手に入る食べ物なのも嬉しい点。

「納豆だけを食べる!」ということではなく、いつものメニューに納豆を1品加えたり、「納豆オムレツ」「納豆味噌汁」「納豆キムチ」「納豆サラダ」等々、色々とアレンジをすることでバランスよく栄養を摂りながら、健康的にダイエットが続けられると思います。


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■危険性を感じた!?『にがりダイエット』

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『にがりダイエット』とは、食事と一緒に「にがり水」を飲んだり、食品に「にがり」を垂らすというダイエット法でした。

「にがり」は、海水を濃縮したときの塩を除いた残留物で、その主成分は塩化マグネシウム。昔から豆腐を作るときの凝固剤として利用されてきましたが、その「にがり」に含まれるマグネシウムに、糖の吸収を遅らせる、脂肪の吸収をブロックするといったダイエット効果があると話題になりました。

しかし、いずれも確かな根拠や文献等はなく、しかも、マグネシウムは医薬品では下剤として使用されているもので、食品であっても多量に摂取すると下痢になる可能性があるもの…。

こういった「危険なのでは?」という不安や、「摂取量を誤って重大な健康被害が出た事例もあった……」という情報などから、急速に『にがりダイエット』はトーンダウンしたという記憶があります。かく言う私も、1~2度「にがり水」を試したものの、不穏な情報に危険性を感じ、何の結果も得られないまま『にがりダイエット』に幕を閉じたひとりです…。


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■懐かしい……『やせる石鹸ダイエット』

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中国の『やせる石鹸』が流行ったのは1995年。今のようにネットで気軽に購入する時代ではありませんでしたが、どこから手に入れたのか…? 私も『やせる石鹸』を使い、せっせと洗ってダイエットに励みました。

効果があったのかどうかも忘れてしまいましたが(記憶にないということは効果がなかったのでしょう…)、いつの時代もダイエットは永遠のテーマ。そしてやはり、「ラクして痩せられる!」というのが誰しもの願いのようで、当時は私の周りでもたくさんの人が『やせる石鹸』を欲しがり、使っていたように思います。

洗うだけで痩せるなんて魔法のような石鹸ですが、ブームも魔法のようにアッという間に消えてしまったようです。

以上で紹介した「一発屋ダイエット」を全て経験済みの私だから言えることは、ダイエットで大切なことは、「どんなダイエット法を選ぶか!」ではなく、「どんなダイエット法であっても続けること!!」です。ブームにすぐに飛びつくのではなく、自分の体質・性格・ライフスタイルなどから適切なダイエット法を選ぶようにしましょう。

(文/ダイエットエキスパート・和田清香

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