書籍広告に学ぶ!最高にうさん臭い感想文を書きたい時に外せないポイント4選
電車内にはさまざまな広告がありますが、中でも多いのが書籍広告。本の内容などとともに、読んだ人の感想が載せられていることも多いのですが、その感想の内容が絶賛、いや、大絶賛の嵐なのです。
あまりにも肯定的な意見ばかりが並ぶと、どうもうさん臭いと感じてしまうもの。世間のみなさんは、この書籍広告をどう捉えているのでしょうか。全国20代〜60代の男女1500名にアンケート調査を実施してみました。
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Q.電車内の書籍広告をうさん臭いと思ったことがある?
約半数がうさん臭いと回答。さらに、年代別で「はい」と答えた人の割合をみると、若い世代ほどそう思っていることが分かりました。
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■最高にうさん臭さを醸し出す4つのポイント
以上のように、うさん臭いと思われがちな書籍広告。「大絶賛の嵐」となっている感想をよくよく読んでみると、いくつかの最高に怪しげなポイントを発見。とくに多用されている4つをご紹介します。
① 人にプレゼントしている
例)「孫にもぜひ読んでもらいたいとプレゼントしました」
例)「子どもが大きくなったら、プレゼントしようと思います」
② 泣いたアピールがすごい
例)「読んでいる間、何度も泣いてしまいました」
例)「3ページ目から涙がとまりませんでした」
③ 過去の自分を悔やんでいる
例)「20代の頃にこの本に出会っていれば、と後悔しています」
例)「もっと早く読んでおけば…と悔しくて仕方ないです」
④ 露骨に良いことが起きている
例)「書いてあることを実践したら、鬼上司に褒められました!」
例)「彼氏ができて幸せでいっぱいです! こんなに簡単なことだったなんて!」
この他に、多用はされていないものの胡散臭さ度の高いフレーズとして、感想のあとに「書いて下さった作者に感謝したいです」等の作者への感謝の言葉がついている、というものもあります。
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■試しに4つのポイントを盛り込んでみると…
「こんなに何度も涙を流したのは初めてです。なんでもっと早く読まなかったのかと後悔さえあります。書いてあることを会社で実践していただけで異例の大出世が決まりました。娘が社会人になったらプレゼントしてあげるつもりです。」
という、うさん臭さ満点の感想文が完成しました。
この4つさえ取り入れれば誰でも最高に怪しい感想文が書けること間違いなし。そうなりたくないみなさんは、この4つのフレーズにぜひご注意を。
(文/しらべぇ編集部・古川もこ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年12月12日(金)~2014年12月15日(月)
対象:全国20代~60代の男女1500名