【引っ越しシーズン】7人に1人は成功!更新時の「家賃交渉」で値下げするコツは?
賃貸住宅の更新料は、基本的に家賃の1ヶ月分。なので、更新月は家賃を2ヶ月分し払わないといけない。
家計にだいぶ痛い出費なのだが、更新は家賃交渉をするのにもってこいのタイミングらしい。
そもそも、家賃は最初に決めた家賃でずっと住まないといけないというわけではない。実は、家賃減額交渉は法的にも認められている正当な権利(借地借家法第32条1項)。
そこで更新時に「家賃交渉」にトライし交渉に成功した人はどれくらいいるのか? マインドソナーを使い調査してみた。
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Q.更新時に家賃交渉をして下がったことがある?
結果、交渉して下がったという人は14.7%と少数派。少ないとはいえ、約7人に1人が家賃交渉に成功していたとは、うらやましい話だ。
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■交渉の余地はリサーチ次第
「更新時の交渉ってアリですか?」という質問では、ある不動産業者はこう回答している。
同じマンションの同じ間取りのお部屋が今住んでいる部屋の家賃より安く募集していたり、周辺の家賃相場が下がっていたりする場合は、家賃交渉の余地はあると思います。
さらに悩み相談サイト大手小町では、こんな成功例も。
うちのマンションはいくつか入居募集がでていて、同じ階の部屋もネットに出ていたので、その値段で交渉しました。
その部屋の募集内容と、すぐ近くのマンションの募集内容をハードコピーしたものを添付して、直接、貸主さんへ交渉のお手紙を送ってみました。
だめもとでしたが、OKの返事が来て、まもなく不動産屋からも新しい契約書が送られてきました。
上記の意見を参考にすると・・・
①周辺の家賃相場が下がっている
②同物件の空室募集の家賃が明らかに支払っている家賃より低い
が、ポイントになるようだ。
ちなみに周辺相場と比べる場合は建物の条件(広さ、築年数、構造、設備)が似ていないと比較対象にはならないだろう。もっとも説得力があるのは、同じ物件の家賃事例。
住んでいるアパートやマンションに空室がでたら、募集家賃を調べるクセをつけておいた方が良さそうだ。
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■材料が揃ったら手紙を書こう
具体的な行動については、『家賃を2割下げる方法』という本が参考になる。同書によると、更新のお知らせに返信する形で、書面で「家賃減額請求」の要件を書いて送付すればいいという。
画像出典:Amazon
手紙に明記する内容は2つ。
①現行の家賃が周辺と比べ高い事実と賃料(できれば同物件の別の部屋)
②自分が希望する値下げ金額
また、希望の値下げ金額については、例えば10万円だった家賃を希望8万円とすれば、大家サイドが「9万5千円なら」と渋った際に「9万円でどうでしょう」と二段階の交渉ができると本書ではアドバイスしている。
その他、どうしても大家サイドが「ノー」といった姿勢を崩さない時についても詳しく書かれているので、交渉の準備段階で読んでおくと心強いだろう。
(文/しらべぇ編集部・さかもとあや)