制服で訓練!ヘリにも搭乗できる!女性限定の「自衛隊ツアー」が激アツい
陸上自衛隊の第8師団司令部が置かれる、北熊本駐屯地。迷彩服に身をつつみ、 一糸乱れず整列して敬礼する女性たち。「さすが女性自衛官」と思う方もいるかもしれないが、じつは違う。
これは、防衛省が毎年実施している、「女性のための自衛隊1日見学」というイベントの参加者。しかも、わずか1時間ほどの教練を受けた成果なのだ。
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■参加者は北海道、東京、地元九州など全国の女性37名
こちらのイベントは、2004年に始まり、今年で11回目。陸海空の自衛隊が持ち回りで希望者を受け入れている。
今回の参加者は、九州からが6割。しかし、北は北海道から東京、大阪、滋賀など、はるばる集まった女性も半数近く。抽選はかなりの倍率だったようだ。
【基本教練の様子:「休め」の足幅は25cmと決められている】
自衛隊員の一挙手一投足は、センチメートル単位できびしく定められている。どんな時も号令ひとつで、チーム全体が組織として機能するためだ。
【「気をつけ」の際、つま先の角度は男性60度/女性55度】
こうしたシートを脚の間に挟んだりして、訓練すること約1時間。最初はバラバラだった女性たちの動きが、記事トップの画像のようにピシっと揃うのが不思議。
自衛隊の体験入隊を人材研修に活用する企業もあるが、その理由もわかる。
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■装備や隊員と一緒に記念撮影も
基地には、周辺の駐屯地からも駆けつけた装備品がずらり。ヘルメットをかぶって、87式偵察警戒車の前で隊員と一緒にパチリ。
【福島原発事故でも活躍した除染車を体験】
参加した理由を聞いてみると…
「弟が自衛隊に入ろうか検討しているので、下見を兼ねて」
「消防団に入っているので、訓練の様子が知りたい」
「 自分より自衛隊にくわしいアメリカ人に会って、『ちゃんと知らなくちゃ』と思った」
など、さまざま。
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■大型輸送ヘリに乗って、空へ!
さらに、熊本空港内にある「高遊原分屯地」に移動して、大型ヘリコプターCH-47JAへの搭乗体験が、本日のメインイベント。
最大で50人ほどの隊員を運べる、自衛隊最大のヘリ内部に、黄色い歓声がこだまする。
【ヘリから見下ろす熊本の街】
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■ランチは390円! 栄養バランスもボリュームも満点
ふだん3000名近い隊員が利用する食堂でのランチも、体験ツアーに含まれている。
ご飯は、栄養バランスを考えた麦飯。野菜もボリュームもたっぷり。給食のように牛乳がついてくるのは、カラダを鍛える自衛隊ならではか。
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■イケメン自衛官たちに感想を聞いた
女性たちは4つの班に別れて訓練などを体験したが、それぞれのチームを率いたのが、4人の陸曹。
「ふだん、女性に自分の仕事のことを話す機会は多くないので、『知りたい』『聞きたい』という人がたくさん来てくれて嬉しかった」
と語る。
■おみやげに「自衛隊限定グッズ」も買える!
基地の中には、多くの売店があり、 ここでしか買えない貴重なグッズを手に入れることができる。しかし、くまモンまで入隊していたとは!
このイベントの他にも、大学生限定など、さまざまな体験ツアーが用意されているとのこと。興味を覚えた人は、ぜひチェックしてみてほしい。
(取材・文/しらべぇ主筆・タカハシマコト)